ながら族であるので、午後4時前まではラジオをつけて仕事をしている。
そのときにときどきNHKの「みんなのうた」で「はな(た)かニャンコ」という歌が歌われている。リフレーンの「ニャンコ、ニャンコはな(た)かニャンコ」というのは聞こえるが、他の歌詞は聞こえない。
それでそういうことを朝食後に妻に言ったら、妻がスマホで検索してくれた。
それによれば、「ニャンコ、ニャンコはな(さ)かニャンコ」と歌われていた。「はな(た)か」ニャンコではなく、「はな(さ)か」ニャンコであった。
「はな(た)か」とばかり思っていたので、まさに目から上のうろこが落ちた。
ニャンコが歩いたところに花を咲かすというもので、宇宙の銀河にもブラックホールにも花を咲かせようという歌の歌詞でもある。
地球上にだっていたるところ花を咲かすのは難しいが、それを宇宙に花を咲かすことがいかに難しいか、そういうことは思いも及んでいない、無邪気な歌である。
最後には「ブラックホールに花を咲かせましょう」に至っては何をかいわんやである。
しかし、そういうことを言ってしまっては身もふたもない。「夢のない、いけ好かないやつ」とのレッテルを貼られてしまうのがおちである。