スピンとの関係で『なるほど量子力学 III』(海鳴社)の第3章を読んでみた。
昼食前に本を取り出してきて、いまさっき読み終わった。1時間はかかっているだろうが、3時間とはかかっていないだろう。
するすると読めるように書かれている。論理に結構気を使って書いていると感じた。
これは海鳴社社長の辻さんにねだって、以前に村上雅人さんの『なるほど量子力学』全3巻をいただいていたものである。
それでも、どの巻も読む機会がなかったが、今回「Pauliの行列の導出」のエッセイを書いている機会に読んでみた。
他の章を読んではないので何とも言いかねるが、少なくとも第 3 巻の第 3 章はうまく論理の飛躍なく書かれている。
この第3巻は磁性入門という副題がついているので、磁性がどのように生じたかの理論的な説明として役に立つだろう。
他の章も読んでみる機会がくれば、いいのだが。