これは画家のセザンヌが友人の作家のエミール・ゾラに言った言葉だという。意味は「君が書くように絵を描きたいものだ」(ジュ ヴードレ パインドレ コム チュ エクリ)
いまでこそ画家のセザンヌは日本では印象派の画家の代表としてとても有名だが、生前には亡くなる数年前にようやく名声が得られたのだという。親友の作家エミール・ゾラに言ったこの語はちょっと愚痴のように聞こえないでもない。中学生のころに絵の先生からセザンヌは銀行家で、日曜画家であったと聞いたような気もするが定かではない。
親友のゾラの方はすでに名声を得ていたそうであるから、そういう友人にちょっと愚痴が出たともいえるかもしれない。昨夜のNHKのテレビのフランス語の放送で見た。毎年横浜かどこかで行われるフランスの文化祭か映画祭か何かで招待された映画監督がスザンヌの好きな言葉として言っていたのをちょっとメモったのだから、正しくメモったかどうかはわからない。
それとこれもちょっとこのブログで書いておきたいと思っていたのだが、作家カミユは先日のNHKのフランス語の放送で聞いたところではカミュであり、日本語では強調される名前の終わりのユではなくuはほとんど聞こえない。
(2018.4.26付記) カミユの主な作品である、『異邦人』(?)は自分で翻訳でも読んだことはないが、これは戯曲に変換されたものをもうこれは何十年か前のNHKのフランス語の放送で聞いたことがある。けっこうフランス語的には難しかったという記憶がある。ただ、はじめの「昨日、ママが死んだ」という始まりはいまもまだ覚えている。
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