昨夜途中から見た映画は黒人女性がアメリカのNASAで活躍する映画だった。
どういういきさつでこの女性がNASAに雇われたのかわからずじまいであったが、ソビエトに有人衛星の打ち上げでも後れを取ったころの話であるから、私などの大学生のころのことである。
NASAにはそのころはまだコンピュータがなく、数値計算をする女性がたくさん雇われていたのであろう。
そのうちにIBMのコンピュータを導入するとかいう話が出てくるし、言語がFORTRANだと言えば、まさに私の学生時代よりもちょっとだけ早い話であり、その雰囲気もよくわかる。
それにまだ黒人が差別をされていた時代でもある。そういう時代に人工衛星が人を乗せて、地球の周りを周回して,帰還するときの条件を求めるとかいう話があった。
どちらにしても大気圏再突入の角度がかなり微妙に計算されるとかされないとか。そういう式を見つけてくるとかいう話だったらしいが、結局は数値計算でその角度を求めることにしたらしい。
微分方程式を解くらしかったが、結局オイラー法で解くというのではなかったろうか。詳しい話はわからない。その辺で黒人女性が活躍するようになり、その女性がなかなか認められなかったのだが、最後には認められたという話らしかった。
トイレでさえも非白人と白人とは別だという話も出てくるから、身につまされる。
そのヒロインの女性は97歳で現在も生きておられるとか最後にナレーションか、字幕があった。
そういえば、先日の西日本科学史研究大会の後での懇親会で、数学史の講演をした人が結局は数値計算で実際はなんでも行われるとか話をされていた。
ルンゲ・クッタ法とかの話も出て来たからやはり実際家はそういうものに頼らざるを得ないのであろう。
工学の分野とか物理ではそういう風になっている。
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