物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

ピロリ菌を駆除した

2018-03-10 11:13:45 | 健康・病気

もう旧聞に属するが、昨年だったかにピロリ菌を駆除した。これは胃がんの引き金にピロリ菌がなるということがわかって来ているからである。さらにB型肝炎だったかC型肝炎にも罹っていないかを検査し、それらには罹っていないことを昨年確かめた。これも肝臓ガンのリスクを抑えるためである。こういう検査を自治体が検査を推奨している。

ということでだんだんガンのリスクは私にとって下がっているが、最もガンの原因はこういった細菌によるものだけではないであろう。孫は虫歯にならないようにと虫歯菌に侵されないようにとその親たちは必至である。

すべて細菌で起こるのかどうかはわからないが、虫歯とかガンとかの対策に努力することはいいことである。残念ながら高校時代まではあまり虫歯のなかった私であるが、その後虫歯になって奥歯から順々に抜く羽目になっている。

もっとも80歳のときに20本の自前の歯をもつことは多分できるであろう。そういう運動が歯科業界であるけれども。もっともときどき検診と手入れに歯科に行くとお小言を食うことが多い。まあ、歯科のお医者さんはそれが仕事なのでしかたがない。


投稿画面に

2018-03-09 11:17:35 | 日記

TEXTエディターとHTMLエディターがあるのにようやく気がついた。先ごろ、Sさんが私に簡単な数式の入力についてLatexとHTMLの違いを教えてくれたが、それだのにHTML方式で入力できないと思ってしまった。

ところがいまようやくHTMLエディターがあることに気がついた。だからもし数式を入れたいときにはHTMLエディターで入力すればいいことに気がついた。

前のブログを修正するときにときどきいつもの画面でないことがあった。それはHTMLのエディター画面であったに違いない。ということはHTMLをすこし勉強してみるといいのかもしれない。

ブログに関してもいろいろな機能があるのにまったくその一部しか使っていないのであろう。という具合に私自身の頭も自分の能力の一部しか使っていないということもありそうである。


出版社

2018-03-08 12:13:28 | 日記

をしている人はもちろん職業の一つとして出版社をやられているのであろうが、やはり出版を通じて社会に貢献したいという志があると感じる。

小著『四元数の発見』を出版してくれた海鳴社の T 社長などもそういう志をもった方である。はじまりは海鳴社から堀源一郎著『ハミルトンと四元数』が発行されたことにさかのぼる。この本の第2章を読んでよく分からなかったことから、私の書いたエッセイを送ったところ『ハミルトンと四元数』の編集に協力された K さんがそのエッセイを読んでくださって確かにこちらの方がわかりやすいと言われたことから、T 社長が乗り気になられてなにか書きませんかという話になった。

T さんは「四元数のことなら、海鳴社と言われるくらいになりたい」という志を私にメールで述べられて、なかなか筆が進まない私を励ましてくださった。T さんから依頼を受けてから 7 年後にようやくその依頼に応えることができた。

いまでは四元数の関係の本は私の知る限りでは日本では7冊出版されている。その中で2冊を出されているのは海鳴社と工学社だけである。他の出版社は培風館、日本評論社、森北出版とそれぞれ1冊づつである。

それぞれの出版社が特色のある書を出されているので、それぞれが意味があるけれども、四元数についていま学ぼうとする若者がいれば、そのどれを選択して読むのかの選択に迷うほどである。

話がいつものように大きくはずれた。出版人という人たちにも単なる職業から離れたこういう志をもった人がいる。このことは常に心に止めておきたい。


思想

2018-03-08 11:25:42 | 日記

とは大きくいったものだが、あまり大きなことを言うつもりはない。

いつも車を運転しながらNHKのFMの音楽の番組を聞く。

それほど長い時間ではないが、11時から20分の小原隆さんのピアノとトークもときどき聞く。彼は音楽でコンサートをするのは何らかの思想であり、メッセージだというふうに言われていた。

私はそういうふうに考えたことがなかったが、たとえば、私たちの発行している、「数学・物理通信」だってそういえば、ある種の思想の産物であろう。

共同編集者の N さんと私とが二人で発案してこのメール配布のサーキュラーをはじめたのだが、やはりそれをはじめた理由がある。ちっと誇張していえば、志があった。

そんな大仰ないい方は好まないが、やはりそういう志がなければ、継続しての発行は難しい。もっともそういうことを表に出すことはあまりないし、またそうするつもりもない。というかそういうことを言うのが恥ずかしい。

もう何十年か昔のことだが、こどもが浪人しての受験勉強中に『ファインマンの物理学講義』第1巻(力学)を読んで、言っていたのは、「物理学は思想だとわかった」という。

私にとって、物理学が思想であるとまで思ったことがなかったので、それは一理があるのかなと変な納得をしたことがあった。

数学者の高瀬正仁さんとか、科学史家の山本義隆さんなどもある意味の思想家であろう。数学が思想であることを解明しようとして、数学史にのめり込んだというふうに高瀬さんの書いたものを読んで感じる。

山本義隆さんなどもそういう意味では狭い意味では科学史家であろうが、その枠にははまらない、思想家であろう。彼は取り立てて、ことさら哲学的なことをいうわけではないが、やはり大きな意味での思想家なのだと思う。

私は自分が思想家だとは全く思っていないが、それでもある種の思想がないわけではない。もっとも私はあまりにもこまごましたことにいつも気をとられるので、思想家としての資格に大いに欠けている。


寒かったり暖かったり

2018-03-07 11:47:45 | 日記

する季節となった。季節が変わる兆しである。春一番という強い風が吹いたりもする。梅がそろそろ散って、他の花が咲き始める。

     梅一輪一輪ほどの暖かさ

という俳句があるのを小学生のころに知った。その当時の小学校の教頭先生が階段の踊り場のところにあった黒板に梅に小鳥が止まっている絵を描いて、そこにこの俳句をつけ加えていた。

その私の出た小学校は町中の小学校ではあったが、ついに先年市内の校区内に子どもの数が少なくなり、他の校区の小学校と合同合併されてしまった。

そういうことが起こるとは私が小学生だったときには予想もしなかった。世の中は貧しくて、太平洋戦争後の廃墟から立ち上がるという時期だったし、人口はどんどん増えていく時代だった。

それが現在では子どもの数が増えないという時期である。私の子どものときの少年雑誌の記事に人口が増えて人間の住むところがなくなるのではないかという心配をするというふうなマンガまであった。

 


数学・物理通信8-2

2018-03-06 12:31:33 | 日記

もほぼ編集が終了した。もっとも共同編集者の N さんが何か原稿を書くといっているので、それをいまのところ8巻2号には掲載をしていないので、もし彼の原稿が出てくれば、いまのところ予定をしていない、8巻3号を考えなくてはならないかもしれない。もっとも、そうするとしたときには原稿数も量も足りないので、どうするか考えなくてはならない。

そういうことにならないことを祈っている。また N さんの原稿のページ数があまり多くなければ、8巻2号に掲載することもできようか。

私も他の原稿を書きはじめてはいるが、いまは他の仕事のためにそれを完成させるのに十分な時間がもてない。


アメリカの野球界

2018-03-06 11:48:53 | 日記

でも学会でも旬な選手や研究者でなければ、冷たいと聞く。今年のストーブリーグで日本人の野球選手が所属が決まらないと聞く。イチロ―選手くらい有名な選手でもなかなか所属先を見つけにくいという。

実際にはどこかに落ち着くとしてもなかなか厳しい。それでアメリカの選手生活に見切りをつけて日本に帰ってくる選手も出て来ている。それとは別に巨人の選手だった村田修一さんが地方のリーグに所属するともインターネットで報じられている。もっともどこかのチームが選手が故障とかでもあると補強のために急遽スカウトされるのかもしれない。

とても華やかな野球選手でさえもそういう憂き目にあうということである。これは昔のアメリカ野球のホームラン王であった、べーブ・ル―スなどでも例外ではなかったらしいから、アメリカは厳しいところである。

アメリカでは政権が民主党から共和党に代わるとか逆に共和党から民主党に代わるとまた多くの政権幹部が入れ代わるという。そういう政権交代ごとの政権幹部の交代は数千人におよぶともいう。少なくとも政権によって交代する主要幹部は2~300人はいるとも聞く。そして政権幹部から元の大学や会社に帰る人も多いらしいからそういうものだと慣れてしまえば、なんてこともないのかもしれない。

日本では小泉政権の幹部として大臣になりながら、また大学へと帰った有名人では竹中平蔵さんがいる。彼はとても頭のきれる人だと聞いている。それだから彼が小泉政権に起用される前に勤めていた、慶応義塾大学の教授に戻れたのは不思議ではないのかもしれない。だが、日本ではそういうことは普通ではなく例外的な存在なのではないかと思われる。

 (2018.3.7付記) イチローが古巣のシアトルのマリナーズに戻るというニュースがこのブログを書いた後に入った。現在44歳のイチローは50歳まで現役でやりたいという希望をもっている。彼の才能が今年もフルに発揮できることを願っている。


『複素関数論の基礎』のおかげ

2018-03-05 12:33:31 | 数学

『複素関数論の基礎』(裳華房)のおかげで少しづつ複素解析がわかってきた。まだ自分の力にはなっていないが、すくなくとも何が何だかわからないというところからは抜け出したと思う。

そういう意味ではこの本の示したところは大きい。もちろん、この本だけでなんでも複素解析について解決とはいかない。だが、私のもっていた混迷からは抜けることができた。アマゾンコムでのこの書の書評での大部分が大いに評価していたのだから当然だともいえるが、演習問題の解答まで含めても200頁もないのだから、その気になれば読むことができるであろう。

複素解析は数学を学ぶ人たちにはまとまっており、あまり難しくないものと思われているらしい。それはそれとしてある意味では正しいのだろう。だが、あまり真剣に複素解析を学んだことがなかったし、私のわかるような本はほとんどなかった。

そういえば、昔好んで読んだソーヤーの数学啓蒙書『数学へのプレリュード』(みすず書房)の中で高等学校で数学のよくできる人は大学に入る前に複素解析を学んでおくべきだと強くすすめられていたのを思い出す。そして、同じような高校での他校出身の数学の秀才がすでに複素解析を知っているのを知って驚くかもしれないからとあった。

いま『複素関数論の基礎』のp.144まで読み進んできた。この書の本文は170pであるから、多分、本文をまもなく読み終えることができるであろう。

本を読み切ることができるようにこの本が書かれているということであろう。こういう書が出てくるということは大学の数学教育はかなり遅れていると思っていたが、やはり時代とともに教え方が進んでいることを示している。


サイバーセキュリティ

2018-03-05 11:59:17 | 日記

私はSNSとかをしないのは言い訳になるが、自分個人のプライバシーを誰かに示したくないためである。

それでも十年以上ブログを書いているので、私のプライバシーは調べようとすればある程度分かることである。それでも意図せずに知らず知らずに家族のプライバシーを書いているかもしれないと恐れている。そういうことはできるだけしないように気をつけてはいるのだが。

ブログを長年書くことは特に写真とかをつけるのではないので、自己の内面を知らず知らずに述べてしまうことでもある。誰かを非難するようなことはあまり書かないようしなければならない。家族に関しては私は幸せで不満とかがない。

それでまったくの家族以外のことでの不満とかになるのだが、政治的な問題とか生活の不安ぐらいを別にすれば、不満はない。生活の不安とはいってもこれはあまり大きな不安ではなく、ぼんやりとしたものであるので、大した問題ではない。

サイバーセキュリティについて書こうとしているのであった。メールとかパソコンのパスワードは設定しているが、昨日の新聞の記事によればほとんど悪意あるハッカーには無力だというのだから、それをどうやって守るのかはこれからのIT業界の利益を生む事業となるのかもしれない。ランダムのパスワードを発行する機能を売り込んでいる会社もある。それも2重にパスワードを管理するソフトを設定すべきだともいう。

いまのところ私のところもパスワードがあってもないに等しいかもしれないけれども。とくにIot(もののインターネット)が狙われやすいと新聞の記事には書いてあった。


土曜日にも日曜日にも

2018-03-05 11:47:30 | 日記

ブログを書かなかったのにアクセスがあまり減らなかった。おかしなことがあるものだ。

土曜日には普通仕事場に来てブログを書くのだが、3月3日には晩翠壮という松山市内の施設でフランス歌曲のコンサートを聞きに行った。1部と2部との構成になっていたが、1部では私にはフランス語の歌詞は一言も聞き取れず、落ち込んだ。

2部ではすこしは聞き取れるフランス語の単語も出てきたが、なかなか歌の歌詞を聞き取ることは難しい。何十年とフランス語のNHKの放送をラジオとテレビで見たり聞いたりしているのに。

Oさんがボードレールの「旅へのいざない」を歌ったときにようやく少し聞き取れたのはこの詩を読んだことがあったからである。「そにどり」とかいう数人でつくったグループのコンサートであるが、主宰する T さんのフランス語の発音が前のコンサートのときにもそう感じたが、やはりいちばんよかった。

もっとも私にフランス歌曲の発音とかを偉そうにいえるほどの資格はない。


ホームレスを80%減らした市長さん

2018-03-02 10:47:30 | 日記

が昨夜のNHKのEテレのTEDで話をしていた。この市長がなんとアメリカのニューメキシコ州のアルバカーキの市長さんであった。

私はアメリカに行ったことがないので、もちろんアルバカーキなど知らない。もっとも原爆を開発したニューメキシコのロスアラモスを知っている。そしてこのロスアラモスからほど遠くはないところにある町がアルバカーキである。

それだからアルバカーキという名前にはなじみがある。それもアルバカーキ (Albuquerque) という町の名前は英語の文章で読んだ記憶があって、そのときどう発音するのかわからなかった。そのうちに日本語の訳でアルバカ―キとあるのを知ってようやくAlbuquerqueとアルバカ―キと結びついた。そういういきさつのある町である。

そして、天才物理学者と言われたファインマンの最初の奥さんがこの町で療養をしていたと彼の伝記で読んだことがある。もちろん、療養の甲斐もなく亡くなってしまう。そのころファインマンはロスアラモスで原爆の開発に携わっていた。

市長の話に返るが、市長はあるとき市中に食事に出かけた。その帰りに「ホームレスの方に食事を提供します」と書いた看板の下で「仕事が欲しい(want a job)」というポスターをもった男性に出くわす。それで彼は仕事をホームレスに与えた方がいいと考えて、ホームレスをなくすことに尽力する。そして、ホームレスを80%減らした。

そして、その成果をもってTEDの講演会に望んだらしい。詳しいことは途中で眠ってしまって聞き逃した。

(注)この放送の直後の上のようなアルバカーキの話をしたら、それをテレビで見ていた妻がすぐにスマホで調べてくれた。このとき私はAlbuquerqueの綴りがはっきりしなかった。笑い話として私の話の信ぴょう性を確かめるためにスマホでチェックされる。それで私はいつも「私はスマホと競走さされている」と言っている。


3月になった

2018-03-01 12:40:55 | 日記

ついこの間、年が変わったと思っていたのにもう3月である。先日は大学の前期の入学試験が終わった。大学でもその他の職場でも意外と1-3月は忙しい。

そういう忙しさとは無縁の生活になってからでも10年以上が過ぎた。でも勝手に自分で忙しくしているので、暇だと思ったことはない。

今朝も、妻が冬眠していたメダカを大きな水槽からすくって来てどこかへ持って行くと話していた。誰かがメダカが水槽の中で泳いでいるのを見ると欲しいという要望がでるらしい。

妻はメダカを飼っている人を3人知っていて、これらの方々は互いに知り合いというわけではないから、その3人を知っている妻は誰かに頼まれてメダカを飼う人にメダカをもらってあげたりするという。

メダカが水槽の中を泳いでいるのを見ると、なんだかいい年をしたおばさんが童心に還ってメダカを飼ってみたいというらしい。もうそろそろ川岸につくしが芽を出すシーズンでもある。つくし摘みに行きたいという年配のご婦人もおられて、そういう人をつれて妻はつくし摘みに行く日もそう遠くでもなさそうである。

春が確実にやってくる。


昨日ブログを書くのを忘れた

2018-03-01 12:13:08 | 日記

昨日は終日以前に書いた数学エッセイに手を入れたり、「数学・物理通信」8巻2号の編集をしていたので、ブログを書くことをまったく忘れていた。

8巻1号に続いて、2号の編集も終わって投稿者に再度点検のお願いを出している。それぞれ細かな修正の要望が来ている。実は慌てて書き変えている自分の数学エッセイも手直しが必要なところを見つけたりしている。これらの号はいまのところ発行予定は3月15日を目標としている。

それはともかくとして8巻3号の発行は今月の編集では原稿の量がそこまでする必要がなさそうである。私のブログを以前から見て下さっている方々には「数学・物理通信」の紹介は必要がなかろうが、比較的新しい読者の人にはインターネットで検索すれば、名古屋大学の谷村さんのサイトにこのバックナンバーがすべてリンクされているということを述べておこう。

もっとも、「数学・物理通信」の内容はかなり私が書いている数学エッセイを除いて程度が高いということをあらかじめお断りしておく。もっともそれだけ内容があるということでもある。すでに通算で65号を発行している。

メール配布のサーキュラーであり、どこかで印刷したりされているものではない。そういう意味では私には編集と発行の役目がある。そういう非公式のサーキュラーではあるが、それでもときどき権威付けが必要だと思われるのか面識のない方から投稿があったりする。

審査のレフェリーなしと言っているので、そういうことを利点としての論文の投稿があったりする。けっこう編集者の私の判断で掲載をしないことと掲載をしたこととが半々くらいである。これは私的に発行しているサーキュラーであるから、どうすることも自由であるはずだが、やはりある程度自分で自分に制約を加えているというところもある。