物理と数学:老人のつぶやき

物理とか数学とかに関した、気ままな話題とか日常の生活で思ったことや感じたこと、自分がおもしろく思ったことを綴る。

双曲線関数

2018-07-03 11:16:18 | 数学

大学の理工系の学科を卒業した人なら、双曲線関数を知らない人はあるまい。もうそれがどういうものであったかを詳しく思い出さないとしても。

建築家や土木工学科の専門家なら、橋がカテナリーとよばれる曲線になっていることを学校の授業で教わっているはずだ。私のいとこに船乗りだったのがいるが、彼が若いときに船長の資格試験を受けに来たことがあって、私の下宿に一日二日泊めたことがあった。そのときに、船の錨を下したときの海底にある、錨と船をつなぐ鎖がやはりカテナリー(懸垂線)となっているとかいっていた。

カテナリーのことを聞いた一番初めは高校3年生のときに数学の先生からその名を聞いたのがはじめである。その後、大学で三角関数に記号の似た双曲線関数を知ったが、その双曲線関数と三角関数とは記号もよく似ているし、その公式にもよく似た関係にあることを知った。

もっとも三角関数が有用なのはその周期性にあり、双曲線関数が三角関数ほどは有用でないのはそれが周期関数でないためだとは思ったこともなかった。そういえば、大学に勤めていたときに編集した、「電気電子工学科ミニマム」という小冊子で双曲線関数は三角関数ほどは有用ではないと同じ学科の所属の数学の先生にいわれたことがあったが、それが周期性がないためだとはついぞ思いが及ばなかった。

(2024.3.4付記)上に「双曲線関数は三角関数ほどは有用ではないと同じ学科の所属の数学の先生にいわれた」と書いたが、この数学者が正確にはこういったわけではなく、彼は逆双曲線関数は逆三角関数ほどは有用ではないと言ったと思う。それで前言を訂正すべきだが、わざとそのままにしておく。

記憶があいまいになっていて不正確の記述となったことをお詫びしておく。

もっとも、こういうブログはちょっとした、いたずら書きがあったほうが楽しいだろうから。

 


Family Concert

2018-07-02 11:19:20 | 日記

という、コンサートに昨日の日曜にでかけた。ある女性Mさんの古希のお祝いの記念コンサートであったのだが、その娘さん一家も総出演されたコンサートだった。

道後の山の上ホテルでのコンサートであった。主にMさんのシャンソンの歌が主であったが、そのほかにバイオリンの演奏とかもあり、楽しいものであった。ただ、会場の天井が低いためにすこし音楽の響きに深みが欠けたのは残念であった。

席は満席でコンサートが始まる前にはフレンチのコース料理が出された。なかなか私たちにはフレンチのコース料理を食べる機会はないので、貴重な体験であった。

Mさんの歌の指導をされている、田付先生の独唱もあった。Mさんの最後の歌はエディト・ピアフの「愛の賛歌」であった。ブラボー。


おぺらくごin Hiroshima

2018-07-02 10:56:42 | 日記

6月30日に広島で桂米團治さんの主催された、「おぺらくご」をみてきた。はじめに落語を2席聞いてそれから「フィガロの結婚」のダイジェスト版の「おぺらくご」を見た。

なかなか要領のいいものであり、成功だと思う。だが、前座の落語はいらないから、「フィガロの結婚」をもう少し詳しくしたほうがいいのではないかという気もした。

なかなか観客の私たちは勝手なものである。もっとも本当の「フイガロの結婚」は4時間半もかかる大作であるので、日本人には耐えられないのかもしれない。

オペラ「魔笛」の日本語版はいつだったか松山で見たことがあった。ドイツオペラに造詣の深い、知人のAさんはしかし、「フィガロの結婚」がモーツアルトの最高傑作だといわれていた。