【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

ポスト輿石会長は誰? 民主党参院会長選挙が告示 輿石会長が不出馬の観測も【再追記あり】

2012年08月30日 19時33分30秒 | 第180通常国会(2012年1月~9月)一体改革

(このエントリーの初投稿日時は2012年8月30日午後7時半)



 まさに「現代のソクラテス」選びと言えましょう。

 良識の府・参議院の第一会派である民主党・新緑風会は2012年8月30日(木)、参議院のドンといわれる輿石東会長(輿石東・民主党参議院議員会長)の9月8日の任期満了にともなう、新会長選挙を告示しました。任期は2014年の通常国会会期末(2014年6月20日頃?)まで。

 選挙管理委員は会派規約で「5人以上、10人未満」と決まっており、委員長は前川清成さん、事務局長は相原久美子さん。選管は参議院本会議場裏の一等地にある同会派会議室に開放的な雰囲気の立候補受け付け会場を設けました。立候補者は所定の用紙に、立候補者名と10人の推薦人名簿をつけて届け出ます。民主党代表選と違い、政見やプロフィールの添付の必要がないので、気軽なスタイル。届け出は31日正午まで。

 会長選挙は議員総会で、候補者の演説の後、会派所属議員88人の無記名投票で行われる見通し。仮に立候補者がいない場合は、勤続年数ごとに5班に分けて合計15人の役員選考委員会が設置され、9月8日までに議員総会に報告することになります。また、あす正午の時点で立候補者が1人の場合はその人が当選することになりますが、立候補の意思がある議員は複数います。ある立候補希望議員は「私も立候補したいが選挙管理委員なので立候補できない」と悔しさをにじませました。

 さきほども書きましたように、任期は2014年の通常国会会期末(2014年6月20日頃?)までですから、第46回衆院選後もしばらくは、参議院第一会派代表者でいる可能性が高く、次期政権でも日本丸の船長室の一角を占める重要ポストです。いったいだれが当選するのか、ワクワクドキドキ。目が離せませんよね。

 さあみんなで新しい時代の扉を開けて、希望の大海原に飛び出そうじゃないか!

 開けゴマ!

【追記 2012年8月31日午前7時】

 タイトルを初投稿時から変更しました。輿石会長は今の任期の中で、国民新党との統一会派の解消や新党大地・真民主、国民の生活が第一、みどりの風と3度にわたる会派離脱を招き、会派を小さくした責任をとり、自らは立候補しないとの観測があります。【追記おわり】

【再追記 2012年9月5日 午後3時半】

 民主党・新緑風会(民主党参議院議員)会長には、2012年9月4日(火)の議員総会で輿石東さんの5選が決まりました。役員選考委員会(直嶋正行委員長)が発案し、輿石さんが受諾しました。【再追記おわり】

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