[画像]平成27年度予算の採決で投票する北澤俊美(北沢俊美)参議院議員(中央)、参議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
【平成27年2015年4月9日(木)参議院予算委員会】
【同日 参議院本会議】
平成27年度予算が成立しました。
投票総数は238、賛成144、反対91。
予算委での討論では、民維共社が反対、自公次改が賛成しました。
予算の一般会計総額は96・3兆円で、当ブログは3か月前の政府原案決定の時に、財政ファイナンスの揶揄も含めて「黒田さんよお2倍でゼロ金利(963420億円)こりゃたまらん予算」と語呂合わせしました。
(政府、平成27年度当初予算(案)を決定、96兆3420億円、語呂合わせ「黒田さんよぉ2倍でゼロ金利」)
ことしは、組み替え動議も、修正案も出ませんでした。
きょうは集中審議4日目がありました。民主党の安井美沙子さん(愛知、来夏改選)が、「給付つき税額控除を政府与党が検討しないのなら、民主党が案をつくります」と語りました。予算審議全体で、一般質疑は合計5日間でした。
本会議の討論では、自民党の岡田広さんが「総理は経済界に賃金を上げるよう何度も要求されていた」、
民主党の水岡俊一さんが「防衛費を補正予算に前倒して付け替えた粉飾予算で、国債を買い入れた財政ファイナンスだ」、
維新の党の清水貴之さんが「15か月予算としてみると3年連続で100兆円を超えており歳出の削減が不十分だ」、
共産党の倉林明子さんが「リクルート事件さながらの政治とカネの問題が立て続いた。政党助成金を廃止すべきだ」と演説しました。
この後、「都市農業振興基本法案」(189参法5号)が全会一致で可決し、衆議院に送られました。
続いて、片山さつき外交防衛委員長が小走りで登壇。
[画像]片山さつき外交防衛委員長。
「在外公館位置および給与法案」(189閣法11号)の審査結果を報告。衆から送られてきたときの「4月1日施行」が与党修正で「公布の日から施行」になりました。
委員長の修正議決の報告は、採決の結果、投票総数237、賛成237、反対0で可決し、衆議院に回付されました。次の衆議院本会議の冒頭に採決され、可決・成立、公布・施行になると見通せます。片山委員長が理事懇談会に2分遅れてきたことで、施行が2週間遅れる事態となりました。参議院自民党幹部が怒るのは当然だし、自民党員こそ擁護せずに戒めるべき出来事だったと思います。片山委員長は終始早口で報告し、降壇後、自席まで小走りで帰っていきました。
【同日 参議院外交防衛委員会】
上記の理由もあり、日切れ法案がまだ3本残っている状態。
「特定防衛調達法案」(189閣法20号)が趣旨説明され、審議入りしました。安保法制国会は特別委員会が設置される見通しですが、参議院常任委員会では野党・民主党の大野元裕・筆頭理事が上出来のスタートを切りました。
以上