[画像]水野弘道・GPIF最高投資責任者の参考人招致について、協議する、衆議院厚生労働委員会の西村智奈美、松野博一両筆頭理事ら、2015年4月7日(火)、衆議院インターネット審議中継からスクリーンショット。
【平成27年2015年4月7日(火)衆議院厚生労働委員会】
「中退共、GPIFなど厚生労働省所管の独立行政法人の改革法案」(189閣法23号)の審議にあたって、民主党の長妻昭さんが、GPIF(ジーピーアイエフ、ジーピフ、年金積立金管理運用独立行政法人)の2人しかいない理事の一人である、水野弘道・最高投資責任者の参考人招致が、自民党理事の反対で実現しなかった点を追求しました。
これについて、渡辺博道委員長(自民党)が理事を集めて協議。この間、長妻さんは「140兆円の運用の責任者ですよ」「最高投資責任者という肩書は独法でGPIFしかいないんですよ」と発言。渡辺委員長は「今後呼べるように理事会で協議します」と語りました。けっこうあっさり次回以降呼ぶ方向性が決まり、だったらなぜ、きょう呼ばなかったのか、謎が残りました。この辺も、統一地方選中の国会ということで、若干の中だるみがあったのかもしれません。
法案は、民維共の反対、自公の賛成で、可決しました。厚労委はさっそく民維共の足並みがそろいました。民主党は西村智奈美筆頭理事、維新の党は「出て行け!」でお馴染みの浦野靖人さんですので強気の運営が期待できそうです。
【同日 衆議院本会議】
まず、「船舶の所有者の責任の上限を引き上げる法案」(189閣法7号)が可決し、参議院へ。条約の国内実施法案のため「6月8日施行」という「日切れ」ですが、マルチラテラル条約のため、絶対に遅れません。なお、この法案は4月1日(水)の衆議院法務委員会で可決していました。ちょっと確認ミスでこのブログでは採決にいたったことを書き漏らしていました。
次に、「特定防衛調達法案」(189閣法20号)と「福島復興再生特別措置法改正案」(189閣法2号)が可決し、参議院に送られました。ともに日切れ指定でしたが、遅れました。
【同日 参議院外交防衛委員会】
平成27年度予算案の委嘱審査がありました。
その後、「在外公館の位置・給与法案」(189閣法11号)の採決の前に、自民党・公明党が修正案を提出。「4月1日施行」を「公布の日の施行」にする内容。全会一致で修正可決しました。このため、木曜日が予想される次の本会議で可決ししても、衆議院に回付する必要があり、成立・施行は早くても金曜日10日となります。このように、片山さつき委員長が理事懇談会に2分遅刻したことで、衆議院への回付と成立の10日以上遅れにつながりました。上に書いた衆・厚労委のGPIF最高投資責任者の参考人招致といい、参・外防委の片山委員長の遅刻といい、国会というのは党と党の対立であり、議会政治とは本質的に「喧嘩」ですから、片山委員長の件は自民党員こそ怒るべきなのです。そして、衆本で、日切れ法案「特定防衛調達法案」が回ってくることになりましたし、条約も15本ありますから、外交防衛委員会は安保法制国会を前に、与党は大きく出足でつまづきました。
【同日 参議院総務委員会】
平成27年度予算案の委嘱審査の後、NHK問題に関する一般質疑。
その後、「地上波デジタル移行にあたり放送局を国費で援助する法律を廃止する法案」(189閣法10号)の趣旨説明を受けました。
【同日 参議院農林水産委員会】
平成27年度予算案の委嘱審査の後、一般質疑をしました。
【同日 参議院内閣委員会】
【同日 参議院総務委員会】
【同日 参議院法務委員会】
【同日 参議院財政金融委員会】
【同日 参議院文教科学委員会】
【同日 参議院厚生労働委員会】
【同日 参議院国土交通委員会】
【同日 参議院環境委員会】
平成27年度予算案の委嘱審査がありました。審査報告書は各委員長から予算委員長に送られます。
【同日 衆議院法務委員会】
一般質疑が行われました。
以上