【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

衆法61本が閣法56本を上回ったのは憲政史上初めて 第190回通常国会の新規提出法案

2016年06月15日 14時51分41秒 | 第190回通常国会(2016年前半)

[写真]民進党結党大会、2016年3月27日(日)、東京都内・品川プリンスホテル、筆者・宮崎信行撮影。

 先の通常国会で衆法(衆議院議員立法案)が61本提出され、閣法(内閣提出法案)の56本を上回ったのは、憲政史上初めてだったことが明らかになりました。特別国会・臨時国会をのぞく通常国会。

 平成28年2016年1月4日から6月1日までの第190回国会。閉会後に最大野党・民進党の山尾志桜里政調会長が15日の公約発表の記者会見で明らかにし、議会事務局が認めました。

 新規提出衆法のうち、民進党の提出(他会派との共同提出含む)は41本(前身の民主党・維新・無所属クラブ含む)。このほかの委員長起草法案がありますが、これはすべて民進党が賛同した法案です。

 これとは別に、参法は11本。このうち民進党が提出したのは事実上10本(委員長提案1本と、技術的な一本化のために自公が提出したヘイトスピーチ法案を含む)。

 大づかみに言うと、閣法が56本、いわゆる民進党対案が衆参で50本前後、超党派の委員長提出や議員連盟方式が20本前後、自公または共産党の単独提出は5本未満だったことになります。

 衆議院ウェブサイト「第190国会議員の一覧」参照。

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