安倍晋三首相(自民党総裁)の第24回参院選での狙いは、憲法第9条を改正して、イラク戦争・アフガニスタン戦争など、アメリカの集団的自衛権発動の戦争に、日本自衛隊を送り込み、日米共同で武力行使することだと、民進党の岡田克也代表が見解を示しました。
公示直前の平成28年2016年6月19日放送のNHK日曜討論で、番組終了1分前に、島田敏男・解説委員が突如「1月10日のこのスタジオで、改憲勢力3分の2を構成するのが参院選の狙いだと言っていたが」とふられて、なぜか安倍首相が慌てふためき、「決まってないんですから、決まってないんですから、まだ何条を改正するか。だってそうでしょう・・・」と言いながら途中で番組が終了した事案。
「島田鮨の乱」と呼ばれています。
この島田鮨の乱について、この後最初の民進党代表定例記者会見(24日)で、岡田さんは大要、次のように語りました。
「安倍首相は、侵略戦争をしなければ(海外での武力行使も)構わない。確かに自民党の憲法改正草案には、自衛権の行使を妨げないと書いてありますから、そういうこと(個別的自衛権のみならず集団的自衛権も行使できる憲法)になるのかもしれません。
ということは、かつてのイラク戦争やアフガン戦争、そういう戦争があった場合に自衛隊が出ていって武力行使する、米国とともに集団的自衛権の行使で武力行使することがあり得るということを、間接的に総理は認められたのだと思います」
と語り、安倍首相の狙いは憲法9条を改正して集団的自衛権を行使するための改憲勢力3分の2(78議席)確保だとしました。
安倍首相(自民党総裁)は6月1日以降、「消費税増税を見送るという新しい判断について、信を問うために、連立2党が改選過半数になる61議席をとる戦いだ」とうそぶいてきました。
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