【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

安倍晋三首相吉祥寺の帰れコールに「私は子供の時、おかあさんから他人の悪口を言ってはいけないと言われた」

2016年06月19日 20時34分07秒 | 第24回参院選(2016年7月)

 自民党総裁を兼ねる、安倍晋三首相が第24回参院選の公示前である、平成28年2016年6月19日(日)の東京武蔵野市のJR中央線「吉祥寺(きちじょうじ)」駅前の党街頭演説会で、帰れコールを浴び、「私は子供の時、おかあさんからあまり他人(ひと)の悪口を言ってはいけない。こう言われました」とし、「妨害ばっかりしている人がいますが、みなさんこういうことは止めましょう」と語ったことが分かりました。

 演説会に訪れた、複数の有権者がSNS動画で発信しました。

 安倍首相は登場とともに、絶え間ない帰れコールを浴びました。演説開始後10分後についに反応。

 「私は子供の時、お母さんからあまり他人(ひと)の悪口を言ってはいけない。こう言われましたが、あまり野党のことを批判したくありませんが、分かりやすくするために少し話させてください。(民進党と共産党は)批判ばっかりして・・・ここに妨害ばっかりしている人がいますが、みなさん、こういうことは止めましょうね、恥ずかしいですから」と語りました。この文脈では、安倍さんを応援する立場からの拍手も受けました。

 その後、安倍首相は「批判からは何も生まれない」「気を付けよう、甘い話と民進党」と演説を続けました。

 演説会のしめくくりに、女性市議が音頭をとった、ガンバロー3唱では、ヤメロー3唱もまざりました。

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   安倍首相の登場です。

 

 

 

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安倍晋三首相「改憲勢力」確保「もちろん」と明言、第24回参院選の最大の争点へ NHK日曜討論

2016年06月19日 10時31分15秒 | 第24回参院選(2016年7月)

[画像]NHKの島田敏男解説委員(左)から、1月10日の発言との整合性を問われる、安倍晋三首相(自民党総裁)、6月19日のNHK日曜討論=NHK総合放送画面からスクリーンショット=

 安倍晋三首相(自民党総裁兼務)は平成28年2016年6月19日(日)放送のNHK日曜討論で、第24回参院選で改憲勢力となる162議席(非改選含む)について、「もちろん構成したい」と述べ、狙っていることを明言しました。

 安倍さんは、私のノートによると、1月10日の今年最初のNHK日曜討論で「与党だけでは難しいと思うが、未来に向けて責任感が強い人たちと協力したい」と語りました。

 この、改憲勢力確保発言について、変更点はないか、きょう、NHK島田敏男解説委員に確認を求められ、安倍さんは「もちろん構成したいですよ、しかし、それはですね、まだ決まっていないんですから、だってそうでしょう、何条を変えるか決まっていなんですから」と話しました。

 安倍さんは6月1日(水)の官邸での記者会見で、消費税増税先送りの信を問うために、参院選で連立与党2党で改選議席の過半数をめざす、すなわち自公で62議席を目標としました。安倍首相の参院選の狙いが改憲勢力の確保ならば、自公で62議席では足らず、おおまかにいって、自公だけでも70議席以上獲得しないと、「責任感がある人たち」をあわせても届きません。

 このため、安倍首相が消費税増税先送り、アベノミクスの継続を訴えていることは、最大の目的ではなく、いわば嘘であり、改憲勢力確保が最大の目的であることが明らかになったと言えそうです。

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