ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

安倍晋三首相、内政懇談会で、改憲発議と国民投票の日程も憲法審査会に委ねる

2018年01月15日 21時08分29秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

[写真]安倍晋三首相(自民党総裁)、きょねん2017年6月、東京都文京区内で、筆者・宮崎信行撮影。

 外遊中の安倍晋三首相(自民党総裁)は、同行記者団と、「内政懇談会」を行ったようです。

 NHKによると、安倍さんは

 「「国民投票は国会の議決した期日に行うこととなっている。投票日なども憲法審査会において議論いただくものと考えている」

 「国民投票をどういう形で行うかは、さまざまな議論があると思う。国民の声もあると思う。そういうことを踏まえて審議が行われると思う」。

 もともと、日本国憲法改正手続きのための国民投票法(平成19年5月18日法律51号)は、それ自体が、衆議院憲法審査会(及び参議院憲法審査会)で審議されたものです。

 このため、改憲発議と国民投票の実施のスケジュール感についても、自民党の森英介・憲法審査会長や、党の細田博之本部長らに委ねたい意向を示したと思われます。改憲そのものが政治日程に上っていることは、すでに疑いようのないところに来ています。

 改憲案は、通常国会で衆議院先議で、議員提案として、出される見通し。衆議院での採決は、4月以降で、秋にずれ込むとの観測もあります。国民投票は早ければ年内にも行われ、確定次第、天皇陛下が「国民」の名で公布することになります。

このエントリーの本文記事は以上です。
(C)2018年、宮崎信行。

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野党の安全保障委員ら、野党のみで沖縄調査 本多平直衆・筆頭理事や、「沖縄の風」伊波洋一さんら

2018年01月15日 20時59分27秒 | 第196回通常国会(2018年1月召集)働き方 カジノ

 沖縄県で、米軍の航空機が、普天間基地近くの超・人口密集地(宜野湾)で部品を落下させたり、浅瀬に不時着するなどの事故が相次いでいます。一説には、前・オバマ大統領の予算削減や、朝鮮半島の緊張によるものではないかとささやかれています。

 野党各党は、5日前の国対委員長会談での合意をふまえて、(参考記事→

はつらつ辻元清美国会対策委員長「立憲主義を守る国会と忖度決着国会だ」と第196回通常国会を設定

)、きょう、平成30年2018年1月15日(月)、野党だけで沖縄を視察しました。

 調査団長を務めた、野党筆頭理事の本多平直さんがSNSで発表。調査団には、本多団長の外、渡辺周・元防衛副大臣、沖縄1区の赤嶺政賢さん、沖縄2区の照屋寛徳さん、沖縄3区の玉城デニーさん、1期生の宮川伸・同委員にくわえて、参議院会派「沖縄の風」の元宜野湾市長、伊波洋一さんが参加しました。


 沖縄県庁で、知事にあったほか、保育園長、小学校長らに会いました。

 北海道の本多・筆頭理事はSNSで、「報道で知るだけではわからない現場のリアルな危機感を感じる視察となりました」と感想を発しました。

 この件は、普天間基地近くの保育園長が部品落下について、園児にあたったらどうするともっとな指摘をしたところ、心無い人から、「自作自演だろ」という趣旨のSNS炎上などがされている、と報じられています。普天間基地が沖縄本島の「目抜き通り」にあることや、周辺の住宅街が発展し始めた後に、米海兵隊が普天間基地の利用を再活性化させたことなど、その経緯からしたら、あり得ない批判です。考え方の違い以前に、無知でしかありません。

 自民党、公明党が、安保委の国政調査発動の委員派遣をしなかったり、沖縄防衛局や、米海兵隊などが野党に情報を公開していないと思われるところは、とても残念です。


 なかなか、安全保障の話は、こういうところで書いても伝わらないな、と感じることもありますが、それでも、私も含めて、できる限り、あがくしかありません。

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