宮崎信行の「新・夕刊フジ」

元日本経済新聞記者の政治ジャーナリスト宮崎信行が衆参両院と提出予定法案を網羅して書いています。業界内で圧倒的ナンバー1。

あす(3/25)木曜日午前9時からテレビ入り集中審議、福山幹事長、丸川大臣も標的に

2021年03月24日 22時01分00秒 | 第204通常国会令和3年2021年
【追記 22:05】丸川珠代大臣が、福島県の聖火リレー出発式に向かうことから、丸川さんの出席は求めないことを与野党が合意しました。ワクチン、総務省などが明日の話題になります。【追記終わり】

 あす、3/25木曜日の午前9時から11時54分まで参議院予算委員会でテレビ入り集中審議5本目が開かれることが分かりました。

 立憲民主党は福山哲郎幹事長が2度目の登場。菅首相に加えて、オリパラと男女共同参画を兼ねる丸川珠代大臣を標的にして、五輪の開催可能性、選択的夫婦別姓に関する政治行動、同性婚をめぐる司法判断、性的少数者差別解消法に関する考え、について質問し、来週が予想される予算成立後の後半国会で攻撃を強めるかまえ。
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【3/24】安住淳国対委員長に10省庁ほどの官房長がアポ「議運でまとめて報告してもらう」

2021年03月24日 17時51分46秒 | 第204通常国会令和3年2021年
[写真]安住淳さん、4年前2017年、国会内で宮崎信行撮影。

 コロナ渦リモートワーク下で提出された政府法案に、12省庁18法案以上にミスがあることが濃厚となり、安住淳国対委員長は審議を止めて、全府省庁にチェックさせることにしました。内閣による衆議院に対する修正承諾要求は、まさに安住淳財務大臣のときの2011年秋の臨時国会の特例公債法でなされています。

【衆議院国土交通委員会 令和3年2021年3月24日(水)】

 一般質疑。この後、あかま二郎委員長がわざわざ「この際、ご報告いたします。本日予定しておりました、特定都市河川浸水被害対策法等の一部を改正する法律案の趣旨説明はと参考人決議は、本日は行わないこととなりました。次回の開催は公報をもってお知らせすることとして、本日はこれにて散会いたします」と語りました。

【衆議院文部科学委員会 同日】

 一般質疑。この後、「文化財保護法改正案」について、審議入りはせず、そのまま散会しました。

【衆議院原子力問題調査特別委員会の理事懇談会 同日】

 午後3時から理事懇談会を開こうとしましたが、昼前後に、中止することが決まりました。

【衆議院法務委員会 同日】

「相続土地国庫帰属2法案」(204閣法55号・56号)の審議は5日目。最後に委員長が、共産党の藤野保史さんと維新の串田誠一さんの名前を挙げて、上川法務大臣が参議院予算委員会で答弁するために休憩することに配慮してくれたことのお礼を述べました。例年は、参議院での予算審議中に、予算と関連のない一般法案が審議されることはありません。

【衆議院内閣・総務連合審査会 同日】
【衆議院内閣委員会 同日】

「デジタル庁5法案」(204閣法26号乃至30号)の審議が続きました。

【衆議院厚生労働委員会 同日】

 「医療法など改正案」(204閣法17号)と「立憲・共産の対案」(204衆法1号)が審議されました。そして、最後に、立憲の中島克仁さんが閣法の修正案を提出。地域医療計画にもとづく公立病院削減計画の条項を落として、検討条項にすることを提案しました。修正案を与党が飲むと、医師のブラック労働防止の規定や知事とコロナ病床をめぐる病院との連携の規定だけが残る格好となります。委員長は午後3時過ぎの時点で「次回は31日(水)9時に開催すること」を明言して、散会しました。

【衆議院経済産業委員会 同日】

 一般質疑。

【参議院本会議 同日】

 「いわゆる思いやり予算の1年暫定延長協定承認案」(204条約2号)の趣旨説明と代表質問がありました。

【参議院予算委員会 同日】

「令和3年度予算案」は一般質疑8日目。ここまで、趣旨説明1、基本的質疑2、集中審議3、中央公聴会1、地方公聴会に代わるオンライン参考人質疑1、委員会への委嘱審査2をしており、合計すると18日目となります。

 質疑の中で、共産党の紙智子さんはきのうの閣議で予備費を支出したことについて「コロナ感染が拡大しているという認識か」と政府に問いました。

 私が世界の状況を確認したら、アメリカでは今月、感染が減り出しています。また、イギリス、フランスも第1波、第2波から比較すると「下げ止まっている印象」があるグラフですが、よくよく見ると、日ごとには減っています。一方、イランなどはさらに天井を突き抜けた拡大状況。ワクチンの確保・開発が遅れた日本での再拡大傾向は、政府の失政といえそうです。

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