【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

「大きな塊おじさん」岡田克也さんの立ち居振る舞いが、仮に決選投票なら代議員に注目されるとの観測が一部で浮上、立憲民主党初のフルスペック代表選はあす30日、午後3時10分よりも早い時間に新代表選出

2021年11月29日 20時12分21秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]立憲民主党大会直前まで、平場の会場で話し込む、岡田克也さんと側近の金子恵美さん、きょねん9月15日、東京都内で、宮崎信行撮影。

 立憲民主党初のフルスペック代表選挙はあす令和3年2021年11月30日(火)、党員らネット投票などの開票と、国会議員らの投票、県連代表を含めた決選投票を行い、午後3時10分よりも早い時間に新しい代表が選出されます。


[写真]様々な印象を残した、立憲民主党フルスペック代表選の、西村智奈美(西村ちなみ)、泉健太、小川淳也、逢坂誠二の4候補、2021年11月19日、「党本部別館」で、宮崎信行撮影。

 逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美(西村ちなみ)4候補が衆院選直後の12日間、札幌から名護まで飛び回り、様々な表情を残しました。10万人のネット投票(ハガキ可能)も滞りがなかったようです。

 あすは午後1時5分から、4候補が6分間ずつ決意表明。この後に、ネット投票結果が難波奨二選管委員長(JP労組・来夏勇退)から発表されます。

 この後、国会議員・参院選公認内定者の投票。午後2時10分よりも早い時間に全体結果が発表されます。仮に過半数を占める候補がいなければ、上位2名の決選投票になります。ここでは、坂本祐之輔・選管委員(埼玉10区比例)が登場。上位2名が再登壇し、「再度の決意表明」を6分ずつ行います。都道府県連代表を入れた投票は午後2時35分よりも早い時間から始まり、午後3時10分より早い時間に、難波委員長が開票結果を発表し、新代表があいさつするはこびとなりそうです。

 様々な印象を残している4候補ですが、情報が少ないという声もあります。「大きな塊」として、2015年以降「市民連合と野党調整」を岡田克也代表・枝野幸男幹事長コンビとして進めてきた、岡田克也さんが党内有力者で唯一「意中の人」を明かしておらず、党大会会場での振る舞いが代議員から注目されるのではないかとの観測が一部で浮上しました。

 決選投票の際は、2人登壇することになるので、代議員席で、「オオサカ」、「オガワ」のうち2人ないし1人が中央演壇に上がるか、自席に残るかになります。「オカダ」さんの意中の人からすると、両者と会話をすることを避けるとみられます。岡田グループと目される、福島1区の金子恵美さん、千葉8区の本庄知史さんもここまで明言を避ける同じ対応を取っています。このうち「カネコ」さんは「オカダ」さんと席が近く、きょねんの9月15日の党大会でも平場で、直前まで話し込む姿が目撃されました。


[写真]立憲民主党大会直前まで話し合う、金子恵美(左)、岡田克也(中央)両衆議院議員、きょねん9月15日、都内で、宮崎信行撮影。

 このため、開票から決選投票までの間に「大きな塊おじさん」との異名が付きつつある、岡田さんが参院選に向けて党をまとめる方向性を示すのではないかと注目する動きが一部で出てきたようです。

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