【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

たった一人の勝利宣言「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」前人未到の18万MAU 25万PVで選挙報道で圧勝

2021年11月01日 11時11分13秒 | その他
 早稲田→日立製作所→朝日新聞論説委員というキャリアの人から「みんながやっているときに自分のことをやっているとむかつかれるから気を付けた方がいい」と言われましたが、ここぞというときには他人を出し抜けというのが幼稚園児の頃からの両親のしつけですので、高卒とはいえ、両親のしつけに基づきます。

 「ニュースサイト宮崎信行の国会傍聴記」は先月18万MAU(月間アクティブユーザー)と月間25万PV(ページビュー)を超えて、選挙報道で圧勝しました。「若者よ投票に行こう」を繰り返すネットジャーナリズムと、公示前と開票後だけさわぐテレビジャーナリズムの間隙を、宮崎信行の圧倒的な取材能力・環境で凌駕しました。当ニュースサイトは、宮崎がペン取材・ムービー撮影・スティール撮影と執筆・編集をすべて1人で行っています。

 吹っ切れて「私が一方的にありがたいご高説を一方的に開陳するので、永田町・霞が関プロ読者は読め」というスタンスで、分かりやすい解説はせず、公選法の時事評論と著作権法のニュース性の高い著作の特例引用と岡田・本庄ルールでの記者会見出席要件の3つのためにニュースサイトとしているのですが、今回はかなり情報の量と質が抜きんでていました。

 政治業界は、定数707名×歳費・文通費・立法事務費×公設秘書3人給与+政党助成金(1人250円)=政治業界のGDP。なので、成長(GDP伸び率)がありません。人勧アップ率以外は、業界のパイが増えない。頭の良い経営者は法人として参入しません。大手印刷会社の一部門としても「凸版」しか入っていないのではないでしょうか。政治・選挙報道は、レガシー大法人の政治部か、私のように個人として趣味でやるのが一番良い。

 さて、第49回衆院選で自公は293議席で、衆議院の3分の2を9年ぶりに下回りました。立憲は小選挙区は57議席で、わずか9議席増。「次での政権交代」は50以上ひっくり返さないと無理です。量的金融緩和の洪水の中で、投票が機能しづらくなっています。統一地方選で同党が躍進した北海道、神奈川では順当に伸びましたが、接戦区では北海道3・4区、神奈川6・7区で競り負けました。友人知人に電話をして票を集める能力に劣る支持者が多いと考えられます。また「左翼情報バイアス」があり自分に都合が悪い情報を信じない傾向もあります。

 一方、日本農業新聞の農政モニターの立憲への投票は2012年以降最多となりました。但し、比例代表の総得票が1000万票に届いていないのではないでしょうか。国庫と民間の出し入れではなく、岸田首相が演説していた「年内の飲み薬」のように民間だけのお金の流れにも着目しないと、税金貴族とのそしりは免れない。2016年参院選の維新の全国比例
は全員大阪以外で、石井みつ子参院議員も当選しました。この5年間の全国維新の組織づくりをみれば躍進は当然であり、見くびっていた人が多いようです。

 以下、写真はすべて2021年10月、日本のどこかで宮崎信行撮影。

 ビラ配りは「お賽銭」のようなもの。大いに結構だが、それが得票になるわけではない。選挙への参加としては一番いい。



 以前から、最前列で熱心に聞く、50代・60代の男性がいて、それは結構なんだが、あまり票を広げていない。




さっぽろテレビ塔前で。

戎橋で。

高松三越前で。


杉並区の選挙事務所前で。
 
札幌市時計台は前回訪問時に午後4時半を過ぎてしまい入れなかったので、今回初めて入りました。北海道拓殖銀行破たん直後の札幌は、建設作業現場に「住宅金融公庫融資工事」の大きな横断幕でストップしないことを明示する異様な雰囲気でしたが、力強く復興していました。

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Ⓒ2021年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。



【早稲田大学鵬志会】創設者の和田有一朗さんが当選した

2021年11月01日 03時08分00秒 | 第49回衆院選(2021年10月 岸田続投 枝野辞任)
 政治サークルとして学生インターン制度を日本に根付かせた早稲田大学鵬志会の創設者である和田有一朗さんは、日本維新の会公認で比例近畿ブロックで、衆議院議員に初当選しました。早稲田大学の第一代幹事長以降の会員の国会議員は2014年以降空白となりました。特別会員の野田佳彦さん、松原仁さん、顧問の平将明さんの3人は小選挙区で引き続き議席を維持しました。


【第49回衆院選】自民単独過半数、立憲競り負け相次ぎ、枝野代表は続投を23時半現在では明言できず「すべて結果が出てから落ち着いていろいろなことを考えたい」

2021年11月01日 00時18分53秒 | 立憲構成員である読者を想定した2021-22選挙・組織情報
[写真]しっかりした足取りで降壇する印象の枝野幸男代表、2021年10月31日深夜から翌日未明にかけて、東京プリンスホテル内の開票センターで、宮崎信行撮影。

 立憲民主党の枝野幸男代表は、令和3年2021年10月31日午前11時半から11月1日未明まで、党主催記者会見にのぞみ、「いずれにしろすべて結果が出てから落ち着いていろいろなことを考えたい」と語り、代表の続投について明言を避けました。

 埼玉5区の当選確実がNHKなどで出ておらず、代表は小選挙区で当選するものだという考え方を持っていることも明かしました。

 日本維新の会が兵庫県など大阪以外でも躍進している開票速報について「大阪では自民とたたかっているかもしれないが、大阪以外では伝わらなかったのが反省点だ」とし、政権批判票を議席に取り込む努力を維新が重ねていたことの評価が遅かったとしました。

 岡田克也常任顧問や安住淳さんらが主張する参院選前の国民民主党との合併について「相手があることだが、昨年9月に立憲と国民が合併して今の政党になったと理解しています。今でも門戸をあけています」と語り、岡田案と違い、個別入党方式をとることを主張し、創業オーナー代表と岡田常任顧問らと温度差がありました。