【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

【第207回臨時国会】12月6日(月)召集決定、松野官房長官伝達、吉川沙織・議運筆頭理事続投で4年目に突入、令和3年2021年

2021年11月26日 15時29分39秒 | 第207回臨時国会 2021年12月
[写真]参議院議院運営委員会にのぞむ、吉川沙織・野党側筆頭理事と、松野博一・官房長官、2021年11月26日、委員長の許可を得て宮崎信行撮影。

 第207回臨時国会は、再来週、12月6日(月)に召集されることが正式に決まりました。当ニュースサイトの2週前の報道通りになりました。岸田内閣にとっては初めての論戦の舞台となります。

 松野博一官房長官が、衆参両院の議院運営委員会理事会に陪席して、召集詔書を閣議で決定することを伝えました。閣議では一般会計を142兆円に補正する「第1次補正予算案」も決定し、印刷に回します。

 参議院議院運営委員会の水落敏栄委員長(来夏の参院選に立候補せず勇退を表明)は、これまで通り、フリーランス記者の宮崎信行にもアタマ撮りを許可しました。同委員会はこれまでも、衆と違い「委員長室」で理事会をすることなどから、委員長の許可が必要であるため、フリーランスも許可を得れば撮影できました。感染対策のため、理事会を委員会と同じ広い部屋で行っていますが、今回もフリーランスの撮影が認められました。

 また、きょうまでに、参議院立憲民主党は、吉川沙織(吉川さおり)筆頭理事を続投させることを決めました。吉川さんは来夏は非改選。女性初の筆頭理事として、男女問わず異例の通算4年目の通常国会に臨むことになります。吉川さんは参議院事務局のベテランには煙たがれていますが、若手からの支持率は抜群だと見る向きもあります。

 衆議院では、「自公」「立共」「維国」「自維」「自国」の国対スキームが分散することになり、霧の中となりそうです。参議院では、自立の2つの政党が予算委の日程を決める体制が続きそう。

 臨時国会では補正予算案を審議し、成立のはこび。クリスマス前の10万円給付金は間に合うか。人事院勧告の法案が出るかどうかは取材中です。

 当ニュースサイト主宰の宮崎が、自民党大会終了直後に、30年ぶりに総裁派閥となった宏池会事務局に取材妨害された報復スクープ「茨城6区日当5000円問題」は「広島3区公明党斉藤鉄夫国土交通大臣旅費5000円問題」に炎上。自公連立の屋台骨を脅かしかねないリスクをかかえました。

 ところで、まったく関係ありませんが、衆議院第二議員会館前に猪瀬直樹さんがいました。過去四半世紀で「前議員バッジを持たない都知事経験者」は猪瀬さんだけ。まったく民間人、そこらのオッサンとして扱われる猪瀬さんを目の当たりにして、私も有権者全員の目となり口であるとの思いを内に秘めつつしっかり、報道していきます。







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