【元日経新聞記者】宮崎信行の国会傍聴記

政治ジャーナリスト宮崎信行、50代はドンドン書いていきます。

衆安保委・参外交防衛委の閉会中審査を与野党とも要望か、中国の弾道ミサイルが福建省等→台湾上空→与那国島のEEZに

2022年08月04日 22時25分57秒 | 国際
[写真]防衛省、東京都新宿区「市ヶ谷地区」、3年前2019年、宮崎信行撮影。

 ナンシー・ペロシ下院議長らが台湾で蔡英文総統と会いましたが、防衛省によるときょう令和4年2022年8月4日(木)中国が弾道ミサイルを発射。

 福建省などから発射し、台湾上空を通過し、与那国島や波照間島の近くのEEZに落下するなどしました。中国の弾道ミサイル(BM)の日本EEZ落下は史上初めて。

 批判を恐れずに書きますが、筆者が地球儀を見て解析したところ、9発のBMはすべて台湾を仮想的としており、沖縄本島・本州などへの危険は皆無。さらに、米国本土や領土、米と同盟関係が長い比・豪と、歴史的に中国と敵対する越の各国ともまったく無関係の地域となります。

 が、きょうだけで、第三国での日中首脳会談が中国側からキャンセル。ペロシ下院議長は韓国で大統領から会談をキャンセル。ペロシ外遊で大きくこの地域の情勢がかつてないほど緊迫しています。ペロシさんはあす来日し、岸田文雄首相との会談が最終調整中となっています。

 いうまでもなく、露によるウクライナ侵略は、東部などで膠着状態で、和平の道はまったく見えません。ウクライナに帰国している人も多いようですが、工業・資源・穀物とも同国内外で経済の下押しが強まっています。

 政府・与党や一部野党は、あすでの第209回臨時国会閉会に同意しています。このため、衆議院安全保障委員会や、参議院外交防衛委員会での外務省、防衛省やエネルギー、穀物関係省庁と国会議員との閉会中審査を求める声が、与野党双方からあがりそうです。

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きょう2022年8月4日の国会審議はなくあす閉会へ 災害対策では線状降水帯では山形県などで鉄橋崩落や人的被害も、閉会中審査が必要か

2022年08月04日 17時36分24秒 | 第209回臨時国会 令和4年2022年 院の構成
[写真]東京都千代田区大手町の「気象庁前」に立つ筆者、複数の理由で現在はこの庁舎に気象庁は入っていません、2022年3月11日、宮崎信行撮影。

 きょう令和4年2022年8月4日(木)は国会審議はありませんでした。あすで第209回臨時国会は閉会します。

 災害がありました。線状降水帯が発生し、山形県長井市、川西町などで河川が氾濫し床上浸水が発生しました。山形県内で複数の鉄道にかかる複数の鉄橋が崩落。青森県では、JR新幹線「奥津軽いまべつ駅」が浸水し、家屋にも被害が出ています。太平洋側岩手県でも人的被害が出ました。石川県、福井県など広範囲に床上浸水などの被害が出ています。

 おととしの「令和2年7月豪雨」では同月中に衆議院災害対策特別委員会、参議院災害対策特別委員会の閉会中審査がなされました。

 ちょっと調べてみたら、「防災白書 令和元年版」には一文字だけ誤りがあり、「線」を「綿」と間違えています。気象庁は先々月から線状降水帯予報を出していますが、今回は空振り。内閣府防災の担当者もまだ不慣れな「線状降水帯」をめぐって、「令和4年8月豪雨」の政府の多角的な分析を聞きたいところです。

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