[写真]甘利明自民党衆議院議員、きょねん9月、宮崎信行撮影。
共同通信が全国会議員(回答率81%)に行ったアンケート調査で106人の国会議員が、旧統一教会系とつながりがあることが分かりました。ゆうべから報道され、話題になっています。
この実名ですが、在京の共同通信加盟新聞では、東京新聞8月14日付だけが報じていましたので、お知らせします。
故安倍晋三元首相と「3A」と呼ばれた甘利明さんが関係を認めました。麻生太郎さんは入っておらず。領袖クラスでは石破茂さんも認めました。これまでの報道の通り、岸信夫前防衛相、船田元元経済企画庁長官も認めました。
沖縄選挙区当選の経験がある自民党国会議員が4名、沖縄を除いた九州が5名。沖縄の比率は明らかに高く、統一教会が沖縄を重点的にしているとの最近の報道が裏付けられました。
岸田文雄首相と近い政治家は、平井卓也元デジタル相くらいか。
茂木敏充幹事長周辺も、当選半年で法務大臣政務官に抜擢された1期生、高見康裕さんと前出の船田さんくらいか。
やはり自民党内で偏りがあるので、このリストは2年1か月後の自民党総裁選まで、与野党とも要保存かもしれません。
東京周辺では、清和会の萩生田光一さん、中堅の柴山昌彦さんらが報じられましたが、東京新聞によると、千葉の松野博一官房長官は関係がないと答えたようです。
中曽根康弘・渡辺美智雄派(自民党第4派閥・政策科学研究所=政権交代後に草刈り場になり消滅)も国際勝共連合・統一教会系が多いとされましたが、石破さん、甘利さんら同派出身者は関係がありました。
東京新聞の1都3県の独自報道では、自民党・立憲民主党・日本維新の会・国民民主党会派の各議員の選挙区に重なりが無いことから、ある程度、団体側が色分けしてから政治家に接触しているようすも俯瞰できます。
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