岸田文雄政権であまりに話題がないので解散と絡んできた衆議院憲法審査会は参議院緊急集会で史上初の衆参同時歩調

［写真］ビラをまきながら風を読む宮崎信行。日本を代表する政治ジャーナリストで、ビラをまき、ポスターをはり、戸別訪問的ポスティングをするのは、レガシーメディア・独立系含めて宮崎信行ただ一人。無償ですので、中立的なお仕事もいただけます。

　園遊会が開かれたので、午後はまったく休戦となりました。

【衆議院憲法審査会　きょう令和５年２０２３年５月１１日（木）】
　１０回目の開催。連休前の４月は、自民・維新・国民が憲法９条の話題で軌を一にして、「何か示し合わせているのではないか」と立憲民主党から警戒する発言が出ました。
　今月は打って変わって、前日の参議院憲法審査会からの流れで、参議院の緊急集会の条項と緊急事態条項の話となりました。参から衆へ議論が同一歩調となるのは憲法審始まって以来で、再来年９月より前に衆参で３分の２発議につながて、解散の口実にするのではないかとの憶測も出そうです。
　次回は、参考人質疑で、大石京大教授が参の緊急集会について説明しました。

【地域・こども・デジタル創生特別委員会】
　「地域創生」の看板は知らぬ間に外されました。
　「令和五年三月予備費使用及び令和五年度予算に係る子育て関連給付金に係る差押禁止等に関する法律案」（２１１衆法　　号）が橋本岳特別委員長から起草され、全会一致で本会議に提出するべきだと決まりました。
　「デジタル臨調を設ける法案」（２１１閣法４７号）がデジタル相から趣旨説明されました。

【農林水産委員会】
　野村農相は高熱のため欠席。一般質疑は行われました。このため、予定した法案（２１１閣法５３号）の審議入りが先送りされました。

【参議院経済産業委員会】
　「GX電源法案」（２１１閣法２６号衆議院修正）が審議入りし、与党のみ質疑しました。

【厚生労働委員会】
　重要広範議案「健康保険法改正案」（２１１閣法１６号）はおととい総理入り質疑を終えていました。質疑の後、採決。立維共反対、自公国賛成で可決すべきだと決まりました。

【外交防衛委員会】
　「日米宇宙協力協定」（２１１条約３号）は共のみ反対で承認すべきだと決まりました。「二国間航空協定に関する日EU協定」（２１１条約７号）「サイバー犯罪に関する条約の第二追加議定書」（２１１条約９号）は全会一致で承認すべきだと決まりました。

【法務委員会】
　一般質疑のみで終わりました。

以上です。