[写真]ナンバーが三桁台の青空駐車場があるなど、足立区では大地主支配の傾向が残る、宮崎信行撮影・修正。
広島G7サミットの大成功で、解散観測が高まりました。衆議院段階の「性犯罪刑法改正案」(211閣法58号)が修正成立する前の解散はないと思われます。また「原発60年超ルール」(211閣法26号衆議院修正)も面倒くさいから仕上げてしまおうと与党は考えるでしょう。一方野党の遅延戦術で木曜日以降の参議院審議入りとなる「防衛産業国営化法案」(211閣法20号)と「防衛財源確保法案」(211閣法1号)は財務省の一存でどうにでもなるので、「G7核抑止→防衛増税」となるよりは解散廃案でもかまわないと判断するでしょう。
とはいえ、今夏の解散の可能性は半分以下です。
【参議院決算委員会 きょう令和5年2023年5月22日(月)】
「令和3年度予備費使用総調書」が審議され、立憲が「3月25日の1・4兆円支出は許せない」とするなど反対し、自公などの賛成多数で承諾すべきだと決まりました。「令和3年度決算承認案」も同時に審議され、「准総括審議」を終えて、残すは総理入りの総括審議となりました。きょうは立憲の三上えりさんが広島サミットと核廃絶、野田国義さんが「ジャニーズ問題で近藤真彦さん、東山紀之さんも発言した」と語りましたが、政府から気の利いた答弁は帰ってきませんでした。
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筆者は「自民党男性現職はアベノミクスと地方創生の効果を発言すべきだ」と第20回統一地方選で伝えましたが、共産党区長をめぐる混乱で1か月遅れとなっている足立区議選では、自民党は7人が落選し、13人全勝した公明党が「会派形成前第一党」となる地盤変化がありました。隣接する新・埼玉14区から出馬する石井啓一幹事長が個別に回ったほか、特定生産緑地など地域性が似る新・東京28区出馬説がある高木陽介政調会長もていねいに回り、総得票数は落としながらも全員当選しました。
立憲は、男性ベテラン現職の後継ともなった女性現職が断然トップ当選し、都議選で惜敗した女性新人、男性中堅現職の3人が当選しました。維新も3人当選しました。参政党も議席を確保しながらも、「政治家女子48党」の系列の候補は落選しました。
足立区は筆者は「不在地主」ですが、4年前の経験と照らし合わせて、応援している区議は大活躍ですが、「不在地主」としての手間は家賃の5%で委託している不動産管理会社の電話での意見通りに決裁手配すればすべて足りるので今回は現地に全く行きませんでした。足立区立公園の半数にトイレがないという足立区の闇があり、これは極端に広い整形地を現金にできない大地主から区が購入したり長期借入したりしたからだとされています。そしてきょねん「2022年特定生産緑地問題」を改正都市公園法で乗り越えたことから、地主系の自民党現職への支持が必要なくなったことも考えられます。
[写真]ナンバーが三桁台の青空駐車場があるなど、足立区では大地主支配の傾向が残る、宮崎信行撮影・修正。
[写真]足立区の西部の荒川左岸河川敷は桜がきれいだ、宮崎信行撮影。
アベノミクス・地方創生で「東京ばかり儲かっている」との認識は正しいですが、渋谷スカイ・東京駅超高層正社員ビルと、新宿歌舞伎町トー横キッズと足立区の格差はむしろ広がっています。さらに東京23区の地主の子どもは、親に金があるのに電車で通える東京六大学にすら入れないアホが多いので、東京地裁は相続争いばかりで弁護士すらうんざりしているとされます。私のように早稲田政経卒の学歴は突出しているので、足立区の土地を父から相続して5年間にボンボンなどと言われたことはありません。この4年間、「足立区がLGBTばかりになると生産性が下がり、人口がゼロになり滅びる」との発言をした自民の現職や議長は再選しました。こういった自民党支配の毛細血管の崩壊が始まり、東京23区や西日本での自民大量落選につながっているようです。
一方、堺市長選も始まりました。4年前は永藤市長が50・0%で当選し、敗れた野村元市議が再び立ち上がり、一騎打ちとなります。大阪市に隣接した吹田市などで大阪維新公認が市長選で敗れる意外なパターンが頻出しており、馬場代表のおひざ元・堺市長選でも意外な結果が出ることも考えられます。史上初めて大阪市議会単独過半数となった維新が、公明党の西日本7議席のうち、大阪府・兵庫県6選挙区で、初めて公認を立てることが予想されます。但し、堺市長選の結果では、馬場さんが逆に公明に歩み寄るシナリオも党内外から出ています。維新の伸長と公明の今後を占ううえで、どのような結果になろうとも、次の次の日曜日の堺市長選は要注目となります。公明党は常識的に6減の現状ですので、新東京28区・新埼玉14区や、愛知県内での積極擁立の姿勢は崩せないとみられます。
以下は、gooニュース=日刊スポーツの記事を全文引用します。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-230522-202305220000220
広島G7サミットの大成功で、解散観測が高まりました。衆議院段階の「性犯罪刑法改正案」(211閣法58号)が修正成立する前の解散はないと思われます。また「原発60年超ルール」(211閣法26号衆議院修正)も面倒くさいから仕上げてしまおうと与党は考えるでしょう。一方野党の遅延戦術で木曜日以降の参議院審議入りとなる「防衛産業国営化法案」(211閣法20号)と「防衛財源確保法案」(211閣法1号)は財務省の一存でどうにでもなるので、「G7核抑止→防衛増税」となるよりは解散廃案でもかまわないと判断するでしょう。
とはいえ、今夏の解散の可能性は半分以下です。
【参議院決算委員会 きょう令和5年2023年5月22日(月)】
「令和3年度予備費使用総調書」が審議され、立憲が「3月25日の1・4兆円支出は許せない」とするなど反対し、自公などの賛成多数で承諾すべきだと決まりました。「令和3年度決算承認案」も同時に審議され、「准総括審議」を終えて、残すは総理入りの総括審議となりました。きょうは立憲の三上えりさんが広島サミットと核廃絶、野田国義さんが「ジャニーズ問題で近藤真彦さん、東山紀之さんも発言した」と語りましたが、政府から気の利いた答弁は帰ってきませんでした。
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筆者は「自民党男性現職はアベノミクスと地方創生の効果を発言すべきだ」と第20回統一地方選で伝えましたが、共産党区長をめぐる混乱で1か月遅れとなっている足立区議選では、自民党は7人が落選し、13人全勝した公明党が「会派形成前第一党」となる地盤変化がありました。隣接する新・埼玉14区から出馬する石井啓一幹事長が個別に回ったほか、特定生産緑地など地域性が似る新・東京28区出馬説がある高木陽介政調会長もていねいに回り、総得票数は落としながらも全員当選しました。
立憲は、男性ベテラン現職の後継ともなった女性現職が断然トップ当選し、都議選で惜敗した女性新人、男性中堅現職の3人が当選しました。維新も3人当選しました。参政党も議席を確保しながらも、「政治家女子48党」の系列の候補は落選しました。
足立区は筆者は「不在地主」ですが、4年前の経験と照らし合わせて、応援している区議は大活躍ですが、「不在地主」としての手間は家賃の5%で委託している不動産管理会社の電話での意見通りに決裁手配すればすべて足りるので今回は現地に全く行きませんでした。足立区立公園の半数にトイレがないという足立区の闇があり、これは極端に広い整形地を現金にできない大地主から区が購入したり長期借入したりしたからだとされています。そしてきょねん「2022年特定生産緑地問題」を改正都市公園法で乗り越えたことから、地主系の自民党現職への支持が必要なくなったことも考えられます。
[写真]ナンバーが三桁台の青空駐車場があるなど、足立区では大地主支配の傾向が残る、宮崎信行撮影・修正。
[写真]足立区の西部の荒川左岸河川敷は桜がきれいだ、宮崎信行撮影。
アベノミクス・地方創生で「東京ばかり儲かっている」との認識は正しいですが、渋谷スカイ・東京駅超高層正社員ビルと、新宿歌舞伎町トー横キッズと足立区の格差はむしろ広がっています。さらに東京23区の地主の子どもは、親に金があるのに電車で通える東京六大学にすら入れないアホが多いので、東京地裁は相続争いばかりで弁護士すらうんざりしているとされます。私のように早稲田政経卒の学歴は突出しているので、足立区の土地を父から相続して5年間にボンボンなどと言われたことはありません。この4年間、「足立区がLGBTばかりになると生産性が下がり、人口がゼロになり滅びる」との発言をした自民の現職や議長は再選しました。こういった自民党支配の毛細血管の崩壊が始まり、東京23区や西日本での自民大量落選につながっているようです。
一方、堺市長選も始まりました。4年前は永藤市長が50・0%で当選し、敗れた野村元市議が再び立ち上がり、一騎打ちとなります。大阪市に隣接した吹田市などで大阪維新公認が市長選で敗れる意外なパターンが頻出しており、馬場代表のおひざ元・堺市長選でも意外な結果が出ることも考えられます。史上初めて大阪市議会単独過半数となった維新が、公明党の西日本7議席のうち、大阪府・兵庫県6選挙区で、初めて公認を立てることが予想されます。但し、堺市長選の結果では、馬場さんが逆に公明に歩み寄るシナリオも党内外から出ています。維新の伸長と公明の今後を占ううえで、どのような結果になろうとも、次の次の日曜日の堺市長選は要注目となります。公明党は常識的に6減の現状ですので、新東京28区・新埼玉14区や、愛知県内での積極擁立の姿勢は崩せないとみられます。
以下は、gooニュース=日刊スポーツの記事を全文引用します。
gooニュース
https://news.goo.ne.jp/article/nikkansports/nation/f-so-tp0-230522-202305220000220
自民が激戦の東京・足立区議選で7人落選、13人全員当選の公明の議席下回る 維新も全員当選
2023/05/22 10:31
公明党の山口那津男代表
(日刊スポーツ)
定数45に対して64人が立候補する大激戦になった東京・足立区議選は21日、投開票され、22日未明にすべての議席が確定した。足立区選挙管理委員会のホームページによると、党派別では最多の19人を擁立した自民党では、ベテランを含む現職5人、新人2人の計7人が落選する異例の事態となった。
自民の議席数も選挙前の17議席から5議席減の12議席となり、党派別の議席獲得数では、今回13議席で最多となった公明党を下回った。「区議会第1党」も公明に譲る形となった。
一方、ホームの関西以外での勢力拡大へ勢いを増す日本維新の会は、擁立した3人全員が初当選した。3人中2人は、当選者45人のうち3位、4位の得票数で、東京都内での地盤拡大を進める形となった。
政界関係者からは、自民が今回退潮したことに、維新躍進の影響を指摘する声もある。
一方、4月の統一地方選で、党が現在の形になった1998年以来過去最多の12人が落選した公明党は今回、公認した13人全員が当選したことで、選挙前の議席数を維持した。統一地方選では落選した12人中、東京都内の区議選の落選者が8人。そのため、今回の足立区議選を「最多落選」だった統一地方選のリベンジの機会ととらえ、山口那津男代表が告示日に11カ所を応援に回るなど、強い危機感を表していた。
党派別の当選者は、公明党13、自民党12、共産党6、日本維新の会3、立憲民主党3、都民ファーストの会1、国民民主党1、れいわ新選組1、参政党1、無所属4。投票率は42・79%。
以上です。