[写真]総支部ジェンダー平等を実現させつつも、永田町では旧来の「男・国対」でも信頼されている大阪16区の立憲民主党・森山浩行前衆議院議員、ことし1月、衆議院第四控室で、宮崎信行撮影。
書くのが遅くなってしまいましたが、私の数字ならば、今から書いても投票日に検索する人の目にとまりますから、最終判断のおともになるように書きます。
大阪16区は全国で唯一の「公明・立憲・維新」の三つ巴となっており、結果は見通せない情勢。今回おそらく初めてNHKニュース7の注目選挙区として放送されました。4期をめざす森山浩行(森山ひろゆき)さんが過去3年間に国会で何をしていたのか、永田町からお伝えします。
SNSで「元気モリモリ」と言っているだけだとの書き込みがありましたが、まったく違います。
おさらいとして、その前の任期では、恒常的な衆議院予算委員に初めて起用され、スガ総理の衛星放送局づとめの長男と、総務省の情報流通行政局長の会食が問題視され、2月冒頭から登場し、連日のようにNHK入り。女性初の官邸秘書官を含んだ、元、前、現の3局長が更迭されて予算が通過するかたちとなりました。森山さんの最初の質問の際に、私がおそらく電話で「政府参考人として立った、総務省官房長と国家公務員倫理審査会事務局長は、実は自治省同期入省。だから、粘っておいて、旧郵政省を切って総務省を守る行動に出るはずだ」との助言が見事的中し、森山さんは最初から最後まで、ひっぱって、テレビに出て、最後に女性を含む3人のあとくされのない更迭につながりました。
さて、この3年間は何をしていたか。
まずは大阪府連代表となりました。当たり前です、大阪で当選したのは森山さんだけなのですから。
そして弁論部つながりの後輩でありつつも、5期も当選回数が上の、泉健太代表を「新政研」のメンバーとしてつくり、支えました。
そして国会対策副委員長兼副幹事長という要となりました。衆議院本会議場の裏の「第四控室」「第十六控室」をご存知でしょうか。野党の花形は「第一委員室」ですが、これは議事堂本館3階にあります。第十六控室は、2階の本会議場裏にあります。国権の最高機関の真裏ですが、多彩な人の交差点になります。用もないのに財務省主計局次長が立っていることもあります。この部屋と廊下で、森山さんは最も分け隔てなく様々な立場の人と声を交わし、交差点となっています。
立憲のリソース不足からやむなく始まった「野党国対ヒアリング」では、桜で名を売った田村参議院議員が他の党で委員長になりました。森山さんは、安住さん、山井さんから信頼され、これの現場監督を2年ほどつとめました。社民・福島党首、共産の宮本議員、無所属の米山議員(その後立憲に入党)らが同じテレビ画面に入るように、席を指定していました。
副幹事長としては、岡田幹事長のもと災害対策局長として、機敏な動きに徹しました。
内閣委員会筆頭理事となりました。内閣府のほか、デジタル庁、こども家庭庁は特別委員会がありますが、「内閣委員会の大臣の所信的あいさつに対する一般質疑」となると、質問取り、レクチャーとして森山議員室に詰め掛けます。これが、人を数えるうえで不適切ですが、「部屋3杯分」となるため、第2団、第3団は、議員会館の廊下で待ち続けるのですが、私が森山室に入ろうとすると第2団の団長が「こんにちは」と声をかけてくれて、違った雰囲気がありました。
森山総支部としては、2017年から続く女性のボランティアが多い傾向があり、「すべての人に居場所と出番を」との「りっけん」の精神を当選が続く限りは、継続したいとしています。また、経理は、初当選前から高校の同級生の女性が務めており、森山夫人(1歳下)からも「ねえさん」と慕われています。東京での政策秘書は、5年間の浪人中に他の事務所で職を得たため1回変わりましたが、2017年以降のベテラン女性が継続して支え続けています。
森山家としては、長男が就職しました。東京の希望の大学に進み、東京・京都にしかない希望の業種に就職しました。次男はまだ学生です。
森山ネットワークですが、党派性を消し去れなくなり、機能は低下しました。私が「全関東学生雄弁連盟の集まりの予定がありますか」と聞くと「自民党の人たちでやっているかもしれないけど」という風情となりました。また、霞が関中央官僚が選挙に出たいと森山さんに相談してきましたが、その選挙区にこだわるのでは無理だ、と私とも見解が一致。少なくとも今回の選挙にその人は出ていないようです。野党風とはいえ厳しかったでしょう。
この3年間、泉代表のほか、東京都杉並区の岸本区長がさわやかな印象を残しましたが、30年来の仲だからと言って、「ケンタ」「さとこ」と呼ぶのは良くないよとたしなめました。私との2人切りの会話だからいいじゃないかと思うでしょうが、永田町しぐさは大事です。
2年前、参院選に負けた神奈川の寺崎さん(昨春県議に復帰)が笑顔で議員会館エントランスから出てきました。聞けば森山さんが寺崎さんを囲む会をつくってくれて、第一回会合に先立ち挨拶回りをしてきたとのこと。他県で落ちた人にここまでやってくれる現職は与野党とも森山さんだけです。
与野党伯仲となります。山本さんの「参議院政審会長」は4期ですと「公明新聞拡張委員長」を経て引退を待つポストです。黒田さんは市議です。衆議院での実績を持つのは森山候補だけです。そういえばそうだと気づく有権者も多いでしょうが、衆議院で来週から働けるのは、与野党通じて森山さんだけです。森山さんが引き続き衆議院議員をつとめることを、記者、内閣府ら多くの人が願っています。
写真で見る、3期目の3年間の森山浩行。
[写真]副幹事長として、大阪在住歴3年の岡田幹事長を支えた、2023年12月、堺東で、宮崎信行撮影。
[写真]防災担当として、同期当選の能登半島・近藤和也衆議院議員(右から3人目)とともに随時申し入れに寄り添い、長妻政調会長から促されて、大臣の隣で写真におさまる、ことし2024年1月、内閣府内大臣室で、宮崎信行撮影。
[写真]議員連盟では、共産の志位さん、公明の古屋副代表、枝野、泉新旧代表らと同席、きょねん2023年6月、宮崎信行撮影。
[写真]大阪万博の予備的調査について、後藤国対委員長代理や青柳議運筆頭理事らと男同士肩を寄せ合い行動する、森山国対副委員長、ことし1月、宮崎信行撮影。
[写真]総支部では2017年以降の女性のスタッフ・ボランティアが多いかたちで、組織的な日常活動も安定して行える、きょねん12月、堺東で、宮崎信行撮影。
[写真]「野党国対合同ヒアリング」では各党の党首級のテレビ写りを差配した、この写真は立憲だけの水曜昼の国対幹部・各委員会筆頭理事合同会議のもの、宮崎信行撮影。
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2024年、宮崎信行 Miyazaki Nobuyuki、宮崎機械株式会社。