田舎おじさん 札幌を見る!観る!視る!

私の札幌生活も17年目を迎えました。これまでのスタイルを維持しつつ原点回帰も試み、さらなるバージョンアップを目ざします。

マグロ解体ショー

2010-10-01 16:59:34 | 札幌(圏)探訪
 札幌市中央卸売市場開設50周年記念の「市場まつり」で行われた本マグロの解体ショーを見た。101キロと表示されたマグロは思っていたよりあっけなく解体され、即売会に回された。
 
 以前から一度は訪れてみたいと思っていた札幌中央卸売市場だったが、9月26日(日)に開設記念ということで開放されたために念願の一部をかなえることができた。
 念願の一部とは、市場の施設の大きさなどは実感できたが、実際のセリの様子や、忙しく走り回るターレ(市場内を走り回る運搬車)を見ることはできなかったからだ。

 市場に入って、まずその広さに目を奪われた。
 さすがに190万人の札幌市民の台所を賄う市場である。考えていた以上の広さだった。新聞報道によると2万2千人もの来場者で賑わったということだったが、あまりの広さでそれほど混雑しているようには感じなかったほどだ。

                
        ※ 解体されたマグロは101キロと特別大きなものではなかったが、日本海を回遊していた本マグロです。       

 市場内の各コーナーではいろいろな催しや即売会が行われていたが、私の目的は「マグロ解体ショー」の見物である。
 ショーの開始時間の30分前に陣取ったところ幸いに最前列を確保することができた。
 日本人は(私も含めて)マグロには特別な思いがあるのだろうか。ショーが始まる頃には市場内にいた来場者のかなりの人たちが集まり、大混雑になっていた。

        

 11時、いよいよマグロに解体のための大型の包丁の刃が入れられた。

        

 骨と身を切る音が聞こえてくる。と思う間もなく、101キロのマグロの1/4が切り落とされた。
 そこからはもう早技を見るように、頭が落とされ、中骨が見事に赤身から離されてと次々と処理され、後ろの小分けする担当者に渡されていった。
 解体ショー自体はおよそ15分くらいで終わってしまった。

        

 後は市価より安く提供されたものを購入するだけである。
 購入係(?)の妻が嬉々として赤身や中トロを購入していた。
 その日の夕食は当然マグロづくしだった…。