
午後出勤だったその日の昼食は、例によってカップめんだった。我が家の食品庫に多数保管されている種々のカップめんの中から、今回選んだのは「日清焼チキンカップ カレー味」である。

フタを開けると、入っているのは「液体ソース」と「ふりかけ」の2種のパック。

この製品の非常に進んでいるところは、麺を茹でたお湯が、湯切りの際にそのままデフォルトでチキンスープとなっているところである。別途スープの粉末をカップに用意する手間が省かれているのは、同種のカップやきそばに対する大きなアドバンテージといえよう。

さて、この「焼チキンカップ カレー味」。麺のモチモチ感は同社の「U.F.O.」にやや劣るが、その琥珀色のチキンスープはしっかりと濃厚で美味。加えて、麺に絡むカレーソースのピリ辛加減や香りが、私のハートに深く、深く突き刺さった。
今まで私が支持してきた「やきそば弁当」に立ちはだかる、強力なライバルの登場だ。道産子としては「やきそば弁当」を応援したいのだが、とうとう王者日清が「北海道内のカップやきそばのシェア」を奪還すべく、本気になってしまったのかもしれない。次回はノーマルの「焼チキンカップ」も試さなければならないようだ。日清とマルちゃんとの道内シェア争いは、地味に、熱い。