
この間の日曜日、千歳の「アウトレットモール・レラ」にて「フレンチ・ブルー・ピクニック」というフランス車のイベントが開催された。あの有名な「フレンチ・ブルー・ミーティング」ほど大規模ではないが、私のようなクルマ好きには、見逃せないイベントである。なんと、今年で10回目の開催になるとのこと。

まずは、ズラリとならんだ猫科のクルマ、プジョーを見学。

106S16。まさに「山椒は小粒でピリリと辛い」といったイメージのクルマだ。現代では、こういうクルマは数少なくなってしまった。

左フロントフェンダーのホイールアーチが外れているのもご愛嬌。それにしても、ココって鉄板一体ではなく別部品だったんですネ。この日初めて知りました。

106ラリー2台。左は’01年式で、右は’97年式である。外装では、サイドミラーやバンパーのモールの塗装がそれぞれ異なっていることが興味深い。

ブルーメーターの’97年式ラリーのインパネ。オド&トリップメーターはアナログ式である。ステアリングはオリジナルでは無いようだが、ホーンボタンが、なぜかシトローエンなのが一つのポイント。

鉄板剥き出しのドアトリム。窓はレギュレーターハンドルで開閉する。

対して、’01年式のインパネ。こちらはホワイトメーターで、オド&トリップはデジタル式に進化している。

ドア内張りはフルトリムとなり、さらにパワーウィンドゥが装着されている。
この2台。どちらがイイかは好みの問題だと思うが、’97年式の方がスパルタンな味が出ており、よりそれらしいともいえるだろう。

昨年正規輸入が中止されてしまった1007。オーナー氏がこのクルマの電動ドアを開けて、そこから颯爽と出てくる姿は、なんだかえらくカッコ良かった。

205CTI。小型2BOXのカブリオレも、近年では少なくなってしまった。最近はメタルルーフをトランクに格納するのが、オープンカーの主流となっている。防盗性の観点からそうなってしまったのだろうが、悲しい時代の流れである。

いかにも猫っぽいスタイルが愛らしい、206。フロントに置かれたカボチャの意味は、私には謎であった。知っている方いらっしゃいましたら、教えてください。

206CC。リヤシートに人が座るのはおそらくかなり厳しいと思うが、これが付いているだけでも日常の実用性は大きく向上する。有用な荷物置き場である。

306スタイル。その清楚なサイドビュー!「日本車的でつまらない」という意見も聞いたことがあるが、私はコレステロールが少ない、シェイプアップされたいいカタチだと思う。近年のプジョーは、やや太り気味だ。


とはいえ、307シリーズは、わりと好きなクルマである。パノラミック・ルーフの先駆者である307SW。MTがラインナップに用意されていなかったのが、惜しい。


そして、307CC。このクルマの、アズキ色に近いカラーが、とても素晴らしかった。私の携帯カメラで撮った写真では、それを表現できなかったのが残念です。

406ブレーク。実用性とオシャレを兼ね備えた、すばらしい道具ですネ。
種々のプジョー車の魅力を満喫し、非常に幸せな時間だった。だが、欲を言えば、309とか406クーペにも会いたかった・・・来年、お待ちしております。