「週刊ポスト」を買ってしまった。
基本的に私は、この手の下世話な週刊誌は買わない主義で、せいぜい病院の待合室か食堂で読むくらいが関の山だった。
だが、今回は、買わねばならなかったのだ。
それは、特集記事に「徳大寺有恒 間違いだらけのクルマ選び ファイナル」が載っていたからである。
特集パート1は、氏のオススメの8車についてのインプレッション。
おおむね私好みのクルマについて印象を語られていたが、一部私が酷評したクルマについても、氏は高評価だったりする。
その辺が、クルマという文化財の評価の面白いところである。白物家電の評価と違って、クルマの評価には、評価する人間の趣味や嗜好や思い入れが反映するからなのだろう。
特集パート2は、氏が過去にステアリングを握ったクルマの思い出話が、収録されている。
それにしても、間違いだらけ「ファイナル」とは、どういうことなのだろう。草思社から復活した「間違いだらけ」は、今年の年末以降も毎年刊行されるハズなのだが・・・
ひょっとしたら、今後の「間違いだらけ」は島下泰久氏が単独で執筆し、今回出た共著の「間違いだらけ」を最後に、徳大寺氏はペンを置くのかもしれない。そんな予感がしてならない。