スバルでの試乗の後。我々取材班は、「職場の麺’s倶楽部会長のイチオシの店」である、札幌市東区の「麺や亀陣」に向かった。
13時19分に入店。「無科調 自家製麺」が、このお店の特徴。
ジャンク系好みの私の口には合わないかも・・・と、一抹の不安がよぎる。
今回のチョイスは「鶏白湯 醤油」(700円)+「味玉のせ」(100円)とした。
13時29分。それは目前に供された。
味玉を乗せると、そこはかとなく「ドラえもん」のようにも見え、なかなかお茶目である。
スープを啜ると、鶏白湯スープに包まれた魚粉系の旨みが、まろやかに私の口中に拡散し、胃壁に蝉の声のごとく浸透する。
麺はストレートで、いわゆるひとつの「中華そば」っぽい麺である。
それはしなやかで弾力性に富み、ストレート麺としては私好みの食感。
炙りチャーシューは、鶏と豚の2種混合。歯応え、柔らかさ、極めて良好。
黄身がとろりとした味玉が、これまたつるんとウマい!
13時37分。完食である。スープの底に沈殿した魚粉系スパイスをレンゲですくって、舌の上で躍らせると、ふたたび私は恍惚の人となる。
大変満足の、7月の一杯であった。
本日は同僚のワンちゃん氏とスバルへ繰り出した。
氏の愛車は、BLレガシィ2.0Rspec.B(5MT)という、マニア垂涎の仕様である。
ビルシュタインの脚が紡ぎだす、フラット感に富んだ、ジェントルな乗り味。そして高回転型の、気持ちよく回るDOHCエンジン。
経済性を無視すれば、BP/BLレガシィの、ベストチョイスかもしれない。
氏のクルマは、スバル的にいえば、いわゆる「E型」である。オーディオの音質が、私のレガシィ(いわゆる「C型」)よりも、かなり向上している。
氏のクルマには、スーパーキャットのGPSレーダー(購入価格:約2万4千円)が装着されていた。簡易ナビとしても使える、なかなかの優れモノであった。
氏は最近、サマータイヤをBSのプレイズに履き替えたらしい。ロードノイズは、私のエコピアよりも、確実に低かった。なかなかCPの高い、悪くないタイヤであると思料される。
そしてスバル月寒店に到着。試乗させていただいたのは、いわゆる「C型」から登場したグレード「アウトバック2.5iアイサイト Sパッケージリミテッド」(リニアトロニック:税込車両本体価格317万1000円)だった。
まずは、今回さらに進化したという、アイサイト(ver.2)の体験シミュレーション。
いやあ、止まるんだなぁ。ぶつからない。
この装置は、ヒューマンエラーや衝突ダメージを、100%とは言わないまでも、かなり回避・軽減してくれることであろう。
次にスバル車を購入する時は、必ず装着しようと思う。
そして、路上へ。アウトバックは、かなりアイポイントが高い。SUV的で、運転すると浮遊感すら感じる。
ボンネットがはっきり見えるので、取り回し自体は悪くない。
ただし、先代BP/BL型が持っていた「心地よいタイト感」にはやや欠け、ドライバーズカー的な味わいは、やや薄れたかも。
SI-DRIVEは、「S#モード」と「Iモード」をとっかえひっかえ使って走った。
街乗りならば、「Iモード」でも十分パワフルである。私がこのクルマを購入したとするなら、「S#」は山道以外では使わないかもしれない。また、私個人は、「Sモード」は無くてもいいかも・・・と思った。
運転フィールの緻密さは、やはり現行BR/BMレガシィの美点だと思う。乗れば、わかる。
空調パネルの使いづらさは、今回の年次改良では手が入れられなかった。
ただし、オートエアコンの制御自体は改善されており、このクルマならあまり空調をマニュアル操作でいじる必要はないのかもしれない。
とはいえ、インテリアの質感自体は、やはり先代BP/BL型の方が上だったように思う。
アウトバックの履くシューズは、SUV系タイヤの「デューラーH/P」。
18インチの大径なタイヤだが、このアウトバックは、しっかりとこれを履きこなしていた。
いやあ、いいクルマである。
だが、スタイリングについては、先代BP/BL型の方が、精緻なイメージがあってカッコ良かった。
先代BP/BLが「日本刀」だったとするなら、現行BR/BMは「マサカリ」と言えましょう。
そして、ディーラーさんから貰ったうれしいお土産。
「カートピア外カタログ等各種」「トマール猿人ウエットティッシュ」「スパナ君 エコポッド」である。
本日も充実の一日であった。