「日本一インスタントラーメンを食べる女」こと麻布台綾子さんが大絶賛のカップめんが、とかち麺工房の「四川坦坦麺 阿吽 つゆ無し坦坦麺」である。
これは、サークルKサンクスで、298円で売られている。
原材料で目新しいのは、「増粘剤(グァーガム)」である。タレのとろみをつけるのに用いられていると思料される。
麺はプラスティック袋で梱包され、
別袋は、左上から「スパイス(山椒)」「自家製辣油・芝麻醤」「乾燥具材」「レトルトの具」「特製スープ」「調味油」と、なんと6種!
作る手順は「湯切り」も含め、上記のようにやや煩雑。
アウトドアや、職場で喰うのには、まったく適していない。自宅でじっくりと味わうタイプのカップめんといえましょう。
まずは麺と乾燥具材をカップに開け、
お湯を入れて、フタをし、残りの袋をその上で暖める。
そして4分後。お湯を切って、残りの別袋を投入し、まぜまぜすれば完成である。
香ばしいねりゴマと、ピリッと刺激あるラー油と、質感高い挽肉が、「氷結乾燥ノンフライ製法」の麺に、絡んで絡んで絡みつく!スパイスの山椒が、これまたひとつのアクセント。
ぞぞーっと一気にそいつを啜ると、なんだかとっても贅沢な気分になる。アンダー300円で味わえるシアワセとは、まさにこのことだ。
だが、「つゆ無し麺」の悲しいところは、あっという間に喰い終わってしまうことだ。完成後、約2分で私はそれを完食・・・「ああっ、もう終わっちゃった」という虚脱感が、私を包む。
ウマ過ぎるがゆえか、あまりにもあっけなく終わったランチタイムに、私はしばし愕然としたのだった。