4年ほど前に「らーめん缶」なるものが一世を風靡したことを、アナタは憶えているだろうか?
本日食品庫を漁っていたところ、その種の製品が発掘されたので、それを昼食にすることに。
その名は「屋台の味とんこつラーメン」。大分県の富士見食品の製品である。
蒟蒻麺を用いることで、麺がのびる懸念を払拭。「ラーメンを缶詰とすることに成功した」という、この製品。
アウトドアでも喰えるように、折りたたみのフォークが付いているのが、粋な気くばりである。
ちょっと気になったのは、切れ果てていた賞味期限。
意を決してドンブリに開けてみると、脂が白く固まってはいるが、「異臭」はしなかった。
缶詰だからおそらく大丈夫だろうと、自己責任でいただくことに。
さて、レンジでチンすること3分。脂は溶け、スープの表面にいいあんばいの油膜を作ってくれた。
糸こんにゃくとしか言いようのない麺だが、スープとの相性は良い。
スープへの絡みが、とても良い。ラーメンだと思えば、ラーメンだと思えなくもないかも・・・
チャーシューは味付けの濃い、缶詰風情のお味。まあ、缶詰だから、これでイイのだ。
メンマもまた、ふにゃっとした歯応えが、缶詰風情。
だが、スープは結構イケている。
若干しょっぱいが、しっかりとしたその豚骨テイストは あなどれないお味だ。
加えて、その中に散りばめられた、白ゴマの風味も生きている。
そして、しっかり完食。蒟蒻麺だから、カロリーオフなハズだ。
ヘルシーな昼食だったと、思いたい。