土曜日。尾車氏とともに、ちょこっとだけクルマを見に行ってきた。
まずは、最近登場した「アルファロメオ・ジュリエッタ」に試乗。
試乗グレードは「Competizione」(6AT:税込車両本体価格358万円)だった。
バミューダトライアングル風のフロントグリルは、そこはかとなく、セクシー。
5ドア車でありながらも、リヤドアハンドルのデザイン処理で、3ドア風に仕立て上げられたサイドビュー。
リヤシートにも座ってみたが、ヘッドルームの余裕は少なかった。とはいえ、大人4人のドライブに、十分実用的なスペースを持っている。
エンジンは、近年の欧州車お得意の「小排気量+ターボ」。1,368ccのエンジンは170psを発揮するという。なお、貰った簡易カタログには、燃費の記載は無かった。
積雪路での試乗だったが、VDCの効用もあってか、まるでAWD車のように安定して走る。
全幅1,800mmと幅の広いクルマだが、最近こういうクルマが多くなってきたので、私の方が慣れてしまった。なので、公道(一般国道)で幅の広さを持て余すようなことはなかった。パーキングは試してませんが・・・
ステアリングは、ドイツ車のように直進方向にずっしり据わっている感じではなく、どちらかといえば軽めの味付け。
「アルファD.N.A」はスバルでいえば「SI-DRIVE」のようなもので、「Dynamic」「Normal」「All weather」の3つのモードを持つ。味付けの違いは明確で、「Dynamic」モードでの発進では、雪道ではやや前輪が暴れがちになるほどであった。
「アルファTCT」と呼ばれるデュアルクラッチATトランスミッション。VWのDSGと較べると、若干反応が鈍いような印象も否めないが、そのフィールはおおむね良好。
踏力ではなくストロークで効かせるタイプのブレーキには、若干の慣れを要するかもしれない。油断すると、「カックンブレーキ」になってしまう。
なんといっても魅力的なのは、そのインテリアのデザインと作りである。それは何よりも、色っぽさに溢れていて、まさにスペシャルティな味わい。こういうインテリアが、スバルBRZにも欲しかったなぁ・・・
また、3連ダイヤル式の空調の操作性も、なかなか良好であった。
そして、私がいつも注目している「スペアタイヤ」は、しっかり標準装着。この点は、個人的には◎である。
アルファロメオ・ジュリエッタ。とても色っぽいクルマである。私のようなオヤジが乗ると、なにかいやらしくいかがわしい感じになってしまいそうなので、ゼヒ女性に乗ってもらいたいと思う。
続いて向かったのは、BMWのお店。新型3シリーズを、見学させていただいた。
黒を基調に、赤ステッチが散りばめられたインテリア。これは、近年の流行なのかもしれない。
いやあ、それにしても、3シリーズはデカくなってしまった。私がクルマ好きになった頃の3シリーズは、カローラとかカリーナくらいの大きさだったのだが、今や初代デボネア並の大きさである。
モデルチェンジの度に、デカくなる、近年のドイツ車。いかがなものであろう。「コンパクトで、上質」というコンセプトが、かつての3シリーズの最大の美点だったと思うのだが・・・