札幌モーターショー見学のため、札幌駅で尾車氏と待ち合わせした時のこと。
少し早く着いたので、駅構内西改札口前にある『北海道さっぽろ「食と観光」情報館』を、ついつい覗いてしまった。
ウマそうなモノを見つけてしまうと、物欲を抑えきれなくなるのが、私の悪いクセである。
今回は「十勝野フロマージュ ペペロンチーズ」(税込840円)と「とかち麺工房 たこしゃぶうどん」(税込315円)を、ついついお買い上げ。
まずは、「ペペロンチーズ」。
この製品は「ナチュラルチーズ」である。原材料はシンプルに、生乳・一味唐辛子・食塩の3点。
どうやら、「賞味期限が近づくと力強い風味になる」らしい。
賞味期限は3月13日。それまで待ち切れず、おつまみとして喰うことに。
いやあ、表面の真っ赤なトンガラシが物語っているとおり、結構ヒイヒイな辛さである。
だが、チーズは「まだ若い感じ」で、確かに、もうすこし寝かせてから喰うべきだったかもしれない。
いつも先走って失敗するのが、私の人生なのだ。今回も、教訓を生かせなかった・・・
お次は「たこしゃぶうどん」。私はこのパッケージにTKOされて、即決で買い物カゴに入れてしまったのだ。
封を開けると、麺はフィルム包装されており、別袋は「具材」と「特製スープ」の2種。
具材を麺の上に開けると、タコとネギの質感が、際立って上質そうなことに驚く。
特製スープをフタの上で温めて、待つこと5分。
フタを開けると、まずはぶわっ!と磯の香りが、私の嗅覚にフックを浴びせる。
さらに、日高自慢の厳選素材という「日高昆布」「日高産真たこ」「日高産軟白ネギ」のトリオが、視覚で私を圧倒!
とかち麺工房独自の「氷結乾燥ノンフライ麺」。コシが強めなのはいいのだが、うどんとしては若干モチモチ感に欠ける印象も。この辺、最近は「どん兵衛」あたりもかなり進歩しているので、この製品の麺についてのアドバンテージは、そんなに大きくはないと思う。
だが、具材はやはり秀逸だ。しっかりと噛みごたえを残す大ぶりの「日高産真だこ」の質感は、「シーフードヌードル」のそれを圧倒している。
旨みのダシをスープに供給する「日高昆布」は、それ自体も、歯応えのある秀逸な具となる。
そして、甘みとシャキシャキ感のある、良質な「日高産軟白ネギ」!
さらにスープは、昆布とカツヲのダシを濃厚にたたえ、海の幸のシンフォニーを口中で奏でる。そして喰い終わった後しばらくは、ウマさのエキスが尾を引くようにそこに居残り続けるのだ。
いやあ「たこしゃぶうどん」、ウマかった。とかち麺工房、やはり、素晴らしい。