日曜日。尾車氏とともに、「小樽クラシックカー博覧会」を、見学してきた。
200枚以上撮った写真のうちから、ホンの一部だけを、WEB上に残しておこうと思う。
まずは、トヨタのクルマたち。
空冷の水平対向エンジンを積む、ベーシックカー「パブリカ」。
ボンネット内に青く見えるのは、暖房用の機器とのこと。
空冷エンジンは、暖房用に別途燃料を必要とするので、冬期間は燃費が悪かった・・・との話を聞かせていただいた。
そのパブリカと基本的に同じエンジンを積む、トヨタスポーツ800。
通称「ヨタハチ」。
初代カローラベースの流麗なクーペ、カローラスプリンター。
こちらは、TE47スプリンター。
アグネス・ラムのCMが、印象的でしたネ。
名車の誉れ高い、AE86トレノGT APEX。近藤とうふ店仕様である。
日本初のスペリャリティ・カー、セリカ。
販売当初は「セリカ4ドア」という位置づけだった、カムリ。
カリーナやコロナの揃い踏み。
DOHCターボエンジン搭載の、カリーナGT-TR。
こちらは、トヨペット・コロナ・ハードトップ2000GT。
一時は世の中に溢れかえった、白いマークⅡ・グランデ。
グリルの意匠が日本美学の、2代目トヨペット・クラウン。
スピンドル・シェイプの4代目、いわゆる「クジラ・クラウン」。
バブル時代の代表クルマ、2代目ソアラ。
なんとなんと、今回は、その「ガルウイングドア仕様」が登場!
ざっと見たところでは、さほど大きな手術をしなくても、ガルウイングに改造できそうである。
私も、時間と予算と勇気があれば、やってみたい・・・
続いては、日産車たち。
ブルーバード310ワゴンは、日本初のエステートワゴンなのだそうだ。
今見ても流麗で美しい、初代シルビア。
快活な貴婦人、初代フェアレディZ。
タクシー仕様の、Y31グロリア。
コラムMTのスケルトンなシフトノブが。素晴らしい。
マツダのクラシックカーと言えば、やはりオート3輪。T1500。
リアエンジンのノッチバック軽、初代キャロル。
ロータリーエンジン搭載、「風のカペラ」。
三菱からは、やはりこのクルマ。
22年間もの間生産された、「走るシーラカンス」デボネア。
このクルマが80年代後半まで新車で購入できていたとは・・・
いすゞFFジェミニは、短いトランクリッドが、キュートで愛くるしい。
ダイハツ・フェローも、地味ながら、実直な好もしい軽自動車だ。
しぶといスズキの気骨を感じる、硬派な軽クロスカントリー、ジムニー。
スバルをメジャーにした立役者、360。
そして、シンメトリカルFWDの、スバル1000。
低重心の水平対向エンジンの利点を活用し、スペアタイヤはフロントに積む。
フロントのトラクションのみならず、それは緩衝剤として、衝突安全にも寄与したと、この会場では語られていた。
レオーネ・ツーリングワゴンの、グラッシーなサイド・ビュー。
のちのレガシィ・ツーリングワゴンに繋がる、美しさがある。
サイドが切り立ったこのクルマ、スペースユーティリティーに、かなり優れていたと思われる。
1994年登場のこのクルマも、もはや、クラシックかぁ・・・ミツオカ・ゼロワン。
本田宗一郎氏がこだわった空冷エンジンを積む、ホンダ1300クーぺ9。
そのフロントマスクの処理には、後のインテグラに通じる血統を感じる。
私が高校生の頃最も好きだったクルマ、2代目プレリュード。
Cピラーの角度と処理に、美しさを感じる。
やんちゃなブルドッグ、シティ・ターボ�.
そして、今回のモストインプレッシヴ・カーは、なんといっても、この初代シティRである。
私の、大学時代の、思い出の詰まった愛車だったのだ。
タコメーターを装備し、オレンジ照明の、スポーティーなインパネ。
助手席側はトレイ状で、そこには蓋付きの物入れがあり、エアコン装着車の場合、そこがクールボックスとして活用できるのだ。
直列4気筒の1200cc「コンバックス」エンジンは、実用燃費に優れており、軽量な車体ゆえに発進加速も十二分。
ウオッシャー液はボンネットを開けるのではなく車外から注入し、液量を確認する際は助手席ドアを開けて隙間からタンクを覗き込む。
けっこう、色々なトリビアに溢れたクルマなのだ。
まさに、シティは、ニュースに溢れてる。
早いもので、私がこのシティを手放してから、23年が経過してしまった。
今も同型車が現役で愛されていることを、非常に嬉しく思う。