クルマのカタログ等を整理していたら、「ユーノス・ガイドコミック―Car Life Goods編―」なる冊子が発掘された。
つまりこれは、「Eunosグッズを120%理解できる本!!」。
1989年にマツダが「ユーノス・ロードスター」とともに「ユーノス・ブランド」を立ち上げた際に、ディーラーさんより入手したモノである。
久々に読んでみたところ、なかなか面白かったので、この機会にご紹介しよう。
登場人物は「裕」という青年と、その彼女「ノン子」の2人。
漫画を描いたのは「ほしのちあき」さんである。
当時。マツダは、その土着的イメージを払拭しようと、ユーノス店立ち上げの際には、クルマのみならずグッズも開発し、「ユーノス・ブランド」の定着を計っていたのである。
まずは、オープンカー用のファッショングッズの紹介。
【ヘアスタイルの乱れを防ぐ】「ハンティング」は、税別5,500円。
【眼鏡の上からでも着用できる防塵グッズ】「シューティングサングラス」は、3,980円である。
【母親並の親切さで、機能的にも優れた】「ドライビングジャケット」は、なんと120,000円!
【タータンチェックのスコットランド製】「マフラー」は、25,000円。
【タグホイヤー社製のクラシックモダン感覚】「ドライビングウォッチ」は、78,000円。
【手の甲側が牛革で手のひら側がバックスキン】「ドライビンググローブ」は、16,000円。
【最上級のパーマーウール】「長袖ポロシャツ」は、17,800円。
【金モールの手縫いユーノスエンブレム付】「カーディガン」は、19,800円。
【ハンティング同様風で飛びにくい】「キャップ」は4,800円。
【高級オイルレザーを使ったホンモノ志向の逸品】「ベルト」は13,000円。
【ハンドル操作を妨げない大きなアームホールが特徴】「スエットシャツ」は6,000円。
そして、「半袖ポロシャツ」5,300円・Tシャツ1,900円・・・みなさま、いかがですか?
【丈夫で軽く・温度変化や水にも強く・復元性にも優れた】「ソフトアタッシュケース」は、28,000円。
【牛革オイルタイプ】「二つ折りパース」6,000円・「札入れ」6,400円・「パスライセンスケース」4,300円・「コインケース」3,200円・・・と、なっております。
さらには、【最先端のカーボンファイバーを日本に初めて小物に取り入れて開発】いたしました、「ポーチ」25,000円・「二つ折りパース」7,000円・「パス・ライセンスケース」5,000円・「コインケース」4,200円。
こちらは「牛革オイルタイプ」よりも、若干お値段がお高くなっております。
【北海道の馬具専門メーカーに発注した逸品】「ポーチ」29,000円・「コインケース」5,300円・「ショルダーバッグ」28,000円
【時代に左右されないトラディショナリズムの代表】「ボストンバッグ」は、38,000円です。
【丈夫で軽く、収納力も優れた、ナイロンオックス】のお品の数々。
「スポーツボストン」13,000円・「トートバッグ」12,000円・「ポーチ」6,000円・「トランクルームポーチ」3,000円・「フィティッドラゲージバッグ」5,000円。
このうち、ロードスターのトランクルームにぴったりフィットする「トランクルームポーチ」と「フィティッドラゲージバッグ」は、なかなか魅惑的でございます。
【5310(ゴミ入れ)プリントがお洒落な】「クリーンボックス」は、4,000円。
蛇足ながら、かつてNAロードスターに乗っていた私は、この「5310」を実際に購入し、それは非常に重宝いたしました。
【ノックのいらない究極の】「シャープペンシル」は、なんと7,000円!
「ええっ!?」と派手に驚くノン子さんが、なんとも微笑ましい。
【靴ベラとしても使える】「キーホルダーB」(5,000円)は、私も持っていたハズなのだが・・・
さて、どこに行ってしまったんだろう(^^;
【風で消えることがない】「ターボライター」(5,800円)も、愛車のマリナーブルーに合わせた「青」を持っていたのだが・・・
これまた、どこに行ってしまったんだろう・・・(^^;
種々の「Eunosこだわりグッズ」。
これらも、バブルという時代の、落し子だったのでありましょう。
だがしかし。NAロードスターという名車が世に出ることができたのは、バブルという時代があったからこそなのだ。
もう、30年ちかくも前の、出来事になってしまうんですねぇ・・・