ある週末。
いつものスーパーに買い出しに出かけたところ、「京都麦酒4缶アソートパック」なる魅惑の品を発見。
1缶あたりのお値段は291.5円と、なかなかのハイプライス。
なんてったって、かっぱっぱ~♪でおなじみの、黄桜酒造がリリースした、酒蔵仕込みの「ビール」なのだ。
妻との熱い交渉の結果、私の小遣いからではなく、家計から支出していただくことを、しぶしぶ了承された。
「酒蔵仕込 京都麦酒 」。
それは、1995年に京都で初めての地ビールとして誕生したのだという。
それは、「ブラウンエール」「ペールエール」「ブロンドエール」「コールドエール」の、豪華4缶揃い踏み!
「ブラウンエール」は、焙煎風味の、コク。
いわゆるひとつの、「ハーフ&ハーフ」的な、味わいである。
「ペールエール」は、華やかながらも、端麗。
どちらかといえば甘口系だが、決してしつこくなく、ベタつかない。
「ブロンドエール」は、泡がきめこまやかに、一夜限りに咲く花のように匂い立つ。
しっかりとした苦みと、お米由来の甘みが、スッキリと昇華する。
そして、清酒酵母仕込の「コールドエール」。
清純さと色気が同居するそのお味は、五十路を越えても今なお可憐な石野真子さんを、連想させる。
「京都麦酒4缶アソートパック」。単価はやや高価ながらも、その価格を超越する歓びを、私に与えてくれた。サンキュー!