「らーめん来斗」での満足いくランチのあと。
我々取材班が向かったのは、マツダのお店。
最近フルモデルチェンジした「CX-5」のカタログを貰うためである。
全長4,545mm×全幅1,840mm×全高1,690mmの、このクルマ。
ちなみに尾車氏のクーガのそれは4,540mm×1,840mm×1,705mmなので、「サイズ的にはほぼ同じ」と言えましょう。
そして、幸いなことに試乗車があったので、例によって、照れたフリをしながら、試乗させていただくことに。
グレードは、クリーンディーゼルエンジン搭載の「XD PROSCTIVE」(4WD・6AT:税込車両本体価格3,229,200円)だった。
エンジンを掛けても、不快な振動や雑音は、皆無。
そこに、かつてのガサツなディーゼルエンジンのイメージは、微塵もない。
2連ダイヤル&プッシュスイッチ式の空調コントロール。
手探り操作性は悪くないが、インパネ下方に設置されているので、作動状況の確認には、やや難アリか。
ATシフトレバーのマニュアル操作時のロジックは、「前に押してシフトダウン・後に引いてシフトアップ」。
これは加速Gの原理に沿っており、ちなみにBMWもこの考え方を採用している。
また、カップホルダーが左右並列に配置されているのも、見逃せないチャームポイント。
さて、走らせてみる。
その2.2リッターDOHCディーゼルエンジンは、極めてトルキーかつスムーズ!
静粛性も高く、そうと知らなければ、このエンジンがディーゼルだということを、言い当てることは困難でありましょう。
ステアリングの効きも、安心感がある上にスパッと俊敏で、スカイアクティヴ炸裂!
この大きな体躯のSUVは、まるで欧州Cセグメントカーのような身のこなしを、披露してくれたのである。
また、マツダ車としてはウエストラインが低めで、視界良好なのも、このクルマの美点。
この「ソウルレッド」をコーポレートイメージカラーにしてからのマツダのクルマは、どれも、素晴らしい。
現代の国産車から選ぶべきは、このマツダか、あるいはスバルのクルマだと思う。
この2社のクルマは、私のハートを、熱くノックするのだ。Be a driver!