5連休3日目。
この日は、一家で上川方面にドライブすることに。
早朝6時22分に、自宅を出発。
レガシィ2.0i(5MT)のラゲッジに積み込んだのは、いわゆる「温泉セット」である。
7時26分。「道の駅つるぬま」に立ち寄り、トイレタイム。
男性用トイレは「鶴沼つつじ苑」と名付けられ・・・
女性用のそれは「鶴沼桜花苑」なのだ。
旭川市内に入り、8時54分に「道の駅あさひかわ」で、2度目のトイレタイム。
ひとつめの目的地である「旭山動物園」に到着したのは、9時41分であった。
ココに来たのは、約9年ぶり。
あの当時は、娘たちも、小学生だったのだなぁ・・・(遠い目)
9時58分。まずは「ぺんぎん館」へ。
陸上でのペンギンたちの動きは、鳥というよりはまるで幼児のようで、てちてちと愛くるしい。
だが、水中では、ビュンビュンと飛ぶように泳ぐのだ!
これを下から覗くように垣間見れる、旭山動物園の「行動展示コンセプト」の素晴らしさに、あらためて感銘である。
10時18分。続いては、「あざらし館」。
「マリンウェイ」と呼ばれる円柱水槽を上下に行き来する、あざらし君。
その姿には、思わず「おおーっ!」と、嬌声をあげてしまう。
10時32分。お次は「ほっきょくぐま館」へ。
ホッキョクグマは、地球温暖化の影響を受け、近年はその数を減らし続けているのだという。
純白で美しく、そして雄々しいその姿。
まさに、しなやかな獣である。
それを、ガラス1枚越しに、至近距離で見ることができるのは、やはり得難い体験だ(^^)
11時13分。小腹が減ったので、ちょこっと腹ごしらえ。
次女は、ぐるぐる回るスプリングのような、「ハリケーンポテト」を。
自称「ジビエ」の私は、「鹿肉バーガー」をいただいたのである。
この鹿肉。そこはかとなく甘く、そして柔らかく、きわめて美味であった。
そして、「もうじゅう館」に入館したのは、11時38分。
まさに山親爺といった風情のヒグマに、
まさに豹柄の、ヒョウ。
金網の上でくつろぐユキヒョウくんの毛並みを、その下から覗き見ることが出来るのも、なかなかの醍醐味である。
トラは、でかい。やはり、威厳が、違う。
レッサーパンダは、いたずらっ子のように、ひょうきんな表情(^^)
11時59分、「オオカミの森」へ。
ゆうゆうと眠る、オオカミ。
やはり犬とは違った「ウルフ」の威厳が、そこにある。
さらには、子連れのオランウータン。
この2頭は、かなり高いところにいるのだが、あかちゃんが落ちないのが、スゴイ。
まさしく、野生の証明。
その身体能力を活かしたアクロバティックな体操は、オリンピック選手も真っ青である。
「ちんぱんじー館」には、12時20分に入館。
肌を寄せあう、仲良しチンパンジー。
なにか、昭和の時代の家庭を連想してしまう。
12時29分には、「北海道産動物舎」へ。
オレンジの眼光が鋭い、シマフクロウ。
威厳溢れる背中の、オジロワシ。
そして、ブラック・ホワイト・イエローのコンビネーションが美しい、オオワシ。
タンチョウも、気品に溢れ、本当に美しい。
いつの日か、野生のタンチョウを、釧路湿原で見てみたいものだ。
12時50分。おなじみの家畜やペットがいっぱいの、「こども牧場」へ。
ニワトリさんは、間近で見ると、なかなか威厳がある。
アヒルさんは、やはり大らかで、愛くるしい。
クジャクさんは、ブルーメタリックなボディが美しく、グリーンな羽根は屏風のようなあでやかさ。
13時06分。最後に会ったのは、お首の長~い、キリンさん。
彼の表情も、かなりの至近距離で、見ることが出来る。
我々一家のうちで、この旭山動物園を最も楽しんでいたのは、この私だったかもしれない。
気が付いたら、時間はすでにお昼どきを大きく回っていたのだった。
この日、ふたつめの目的地である「あさひかわラーメン村」に着いたのは、13時48分。
もう14時近かったのにも関わらず、ココはかなりの賑わいを見せていた。
熟考の末、8店舗あるお店の中から、チョイスしたのは、「Saijo(さいじょう)」であった。
13時53分に、そこに入店。
ご覧のとおりの、多彩なメニュー!
いったい何を食すべきか、迷い道くねくね状態である。
各1,000円の、「海鮮ラーメン」「超激辛 豚の角煮ラーメン」「エビホタテラーメン」「ジンギスカンラーメン」は、どれもが気になる存在!
「旭川しょうゆホルメン」にも、B級グルメの男心が、そそり立つ。
悩んだ末に、私がいただくことにしたのは、「烏骨鶏ラーメン(しお)」(税込800円)であった。
そして14時03分。
それはリーズナブルな待ち時間で、供された。
小麦がかほる、ウェーブ弱めの、もっちり麺!
札幌ラーメンとは異なる旭川ラーメンらしさがにじみ出し、旅情をかきたてる。
鶏の旨みがぎゅっと詰まった感じの、塩スープ。
烏骨鶏使用ゆえか、優しさだけではない、凛とした気概が立っている。
なるとの上に載せられた、おろし生姜。
これを溶き入れることで、お味の変化を愉しむことができる。
私個人の感想としては、溶き入れた後のスープの方が、ほどよい刺激でより好もしく思えた。
メンマはふっくらとした食感の、叙情派テイスト。
ピンクのなるとは、色彩的にもバランスを整える。
チャーシューの大きさ・柔らかさ・味の沁み具合・・・すべて、花マル!
一家でのサイドオーダーとして、ギョーザ(税込450円)も、併せてご注文。
イイあんばいでパリッと焼きあがったその皮!
カウンターに置かれていた「餃子のたれ」には、デフォルトでラー油がブレンドされている。
私個人としては「ナイスアシスト!」なのだが、娘たちは「ちょっと辛い!」とコンプレインを述べていた。
なんだかんだ言っても、娘たちは、まだコドモなのでありましょう。
14時15分、満足のうちに、完食。
「Saijo(さいじょう)」、素晴らしかった。感激である。
ラーメンを喰い終えた後。
我々一家は、みっつめの目的地である「吹上温泉白銀荘」へと向かった。
途中まではいい感じで道路は流れていたのだが、15時半を過ぎたあたりから、なぜか渋滞が始まり、遅々として進まなくなった。
なぜだろう?と思案していたところ・・・
16時に、その理由が判明した。
近年有名になった「青い池」の駐車場が満杯で、その駐車待ちの車が溢れていたからだったのである。
「吹上温泉白銀荘」に辿りついた時には、すでに16時25分となっていた。
予定より、30分以上、計算が狂ってしまった・・・(^^;
タイムイズマネーの、この現代。
田宮二郎氏は、このことについて、どう考えるであろう。
まあ、その疲れは、温泉にしっぽりと浸かって、洗い流しましょう。
※公式HPより「露天」
※公式HPより「内風呂」
ここは、露天も内風呂も、野趣溢れていて素晴らしいのだ。
お気に入りは、内風呂の「ヒバの湯」と、露天の「くつろぎの湯」である。
私が好きな温泉を挙げるなら、ココと「岬の湯しゃこたん」の2つを、迷わず、推す。
17時15分。
妻子よりも先に上がった私は、風呂上りの牛乳で、まずは水分補給。
17時19分。
妻子がなかなか上がってこなかったため、さらに「アサヒ ドライゼロ」で、火照ったカラダを冷やす。
そして17時48分。
我々一家は帰宅の途についたのである。
山の上に位置する温泉だけに、そこかしこに、雪が残っている。
路面はおおむねドライだったが、私のレガシィ2.0i(5MT)は、念のためにスタッドレスタイヤのままで、ここを訪れていた。
そしてそれは、安心料というか保険としては、正しかったと思われる。
19時35分。
遅くなったので、赤平市のセブンイレブンで、その日の夕食を調達することに。
私のチョイスは「おつまみ焼そば!ネギ塩ホルモン」(税込398円)である。
ブラックペパーが効いたホルモンに、塩焼そばががっぷり四つに対峙する。
ビールが欲しくなるが、私はドライバーなので、ぐっと我慢の子。
結局のところ。
自宅に着いたのは22時近くだったが、心地よい疲れですっと眠りに落ちることができた。
身も心も充実の、5連休3日目であった。