獅子丸のモノローグ

☆気まぐれ不定期コラム☆

ダイハツ・トール試乗記&ムーヴ キャンバス印象記

2017年05月25日 | CARS&F1

 トヨタの「ルーミー」と「タンク」、スバルの「ジャスティ」、ダイハツの「トール」は、提携3メーカー内にて「4兄弟」を形成している。
 それらは、スズキの「ソリオ」が堅調に売れているので、その刺客として開発された車だ。
 その全ての生産を担うのは、ダイハツ。
 ゆえに、「ルーミー」「タンク」「ジャスティ」は、「トール」のOEMなのである。
 今回我々取材班は、その4兄弟の基幹である「トール」を見学させていただくことにした。


 さて、これが、その「トール」。
 「レーザーブルークリスタルシャイン」のカラーと相まって、なかなかキリッとした表情である。


 試乗させていただいたグレードは「G”SA Ⅱ”」の4WD。
 北海道地区メーカー希望小売価格は、税込188万1360円である。


 フロントグリル内には、いわゆる自動ブレーキである「スマートアシストⅡ」のレーザーレーダー等が配置されている。


 アップライトな着座姿勢で、メーター類は上から見下ろす感じ。


 グラスエリアが広いので、視界は大いに良好。
 加えて、スクエアなボディなので、実に広々感があるというか、実際に広い!
 ステアリングは中央方向に適度に座っており、キビキビ感というか操舵フィールも良好。
 ボディの軽さを活かして、スイスイ走るのだ。
 それとはトレードオフで、いわゆるNVHには、あまり配慮していない感じ。
 また、乗り味はいわゆる「ドライ」な感触で、そこに「しっとり感」を求める方には、あまり向いていないでありましょう。
 印象としては、スズキの「ワゴンR」や「スイフト」あたりに相似したライドフィールだった。
 また、全体的な品質感でいえば、むしろ「キャスト」の方が、このクルマよりやや上だったかもしれない。


 とはいえ。
 スペースユーティリティに優れたこの「トール」は、日常の使い勝手になんら不満なく乗れることでありましょう。
 そして私は、市場を切り拓いた「ソリオ」というクルマの偉大さにも、あらためて思いを馳せるのであった。



 さて。ダイハツのショールームには、「ムーヴ キャンバス」も、展示されていた。
 ほのぼのとしたそのルックスは、なにか「ワーゲンバス」に一脈通じるモノがある。


 その、パステルなインテリア!
 自分で乗るのはやや気が引けるが、娘のクルマしては、悪くないかも・・・と、私は思ったりしたのだった。

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