自称ジビエの私が、先日当別の道の駅で購入したのが、この「エゾ鹿肉缶詰:カレー味」。
ちなみに、実売価格は676円と、ラーメン1杯が喰えそうなお値段である。
それは、当別町の鹿肉加工カンパニーである「(株)ジビエ工房」の製品。
原材料で着目すべきは、「りんご」と「はちみつ」。
それだけならば、「バーモントカレー」になってしまうところだが、「みかん」と「トマト」の存在が、この製品の独自性を物語っている。
缶切り不要で開けられるのが、手先の無器用な私にとって、嬉しいチャームポイント。
賞味期限は2019年の12月まであるのだが、妻子の帰宅が遅かったため、お手軽おひとりさまディナーとして、ちゃちゃっといただくことに。
とりあえず、5分間、湯煎。
フタを開けると、鹿肉さんは、ぎゅぎゅっとそこに、めいっぱいに詰まっていた。
目に見える具材は鹿肉しかないのだが、このボリュームは、なんだか感動的ですらある。
そしてそのお肉は、しなやかで、しかも柔らかい!
この感じは、そんじょそこらのレトルトカレーでは、決して味わうことのできない、プレミアム感である。
お肉自体に甘みがあるのは、鹿肉ならではのジビエテイスト。
対価相応の満足感を、私はしっかりと、味わった。
しかしながら。ルー自体も甘口だったのは、若干惜しいところ。
ルーがもし辛口だったならば、鹿肉由来の甘みとそれはイイ感じでハーモニーを奏で、より愉しめたのではないかと思わせる。
なので、この製品の「辛口」の登場を、私は大いに期待したい。