コープさっぽろに買い物に行った際に、妻に気付かれないようにそっとカゴの中に差し入れたのが、なとりの「燻製ポークジャーキー」である。
「豚もも肉を使用した、赤身のおいしさをギュッと閉じ込めたジャーキーです。」
「やわらかな香りのりんご樹チップでほんのりとスモークしました。」
「噛むほどに凝縮された豚肉の旨みがひろがります。」
・・・このコピーを読んだだけで、私の唾液は活発に分泌し、ひとしずくがテーブルの上に落ちた。
原材料は、基本は「豚肉」「食塩」「砂糖」と、シンプル。
そこに加えられている、調味料(アミノ酸)・酸化防止剤(ビタミンC)・リン酸塩(Na)・発色剤(亜硝酸Na)は、いわゆるひとつの食品添加物だが、普段タバコをたしなんでいる私が、そんなことを気に掛けるとしたら、むしろ不自然だ。
さて実食。
一見それはフツーのハムのように見えるが、そこは、やはりジャーキー。
しっかりと固く、喰い進むと、顎が疲れてくるほどだ(^^:
しかしながら、噛めば噛むほど旨味が沁みだしてくるそのお味は、まさしくスルメテイスト。
やや強めの塩加減も、味蕾細胞に心地よく、まさにビールのつまみに、ジャストミート!
こうして、のほほんとおつまみを噛みしめることができることの幸せを、これから幾星霜も感じられることを、心より願いたい。