その日の夕食当番は、私。
妻よりのオーダーは、「生秋鮭を使って何か作ってほしい」とのことであった。
食品庫にあった、「ハウス スパイスクッキング タンドリーチキン」。
コレを活用すれば、「タンドリーサーモン」が出来るのではなかろうかと考えるのは、自然の摂理である。
まずはそのスパイスを、秋鮭の身の部分にまんべんなくまぶし、
十分に熱したフライパンで、皮目から、弱めの中火で10分ほど焼きあげる。
それから鮭を裏返し、強めの弱火で、さらに焼く。
フライパンにフタをしたのは、「中までしっかりと火が通るように」という、私なりのきまぐれ一工夫。
並行して別のフライパンで調理したのは、「カボチャのガーリック焼き」。
オリーブオイルでにんにくスライスをフライドガーリックのように仕上げ、そこにカボチャスライスを投入して焼くのだ。
そうこうしているうちに、「オレ流タンドリーサーモン」は、完成をみた。
さて、この一品。
それなりにウマかったものの。
この「生秋鮭」は、王道的に「ちゃんちゃん焼き」で仕上げた方が、モアベターだったかも・・・との思いが、捨てきれない。
やはり、このハウスのスパイスは、サーモンではなくチキンにこそ、似つかわしかったと、思われる。
悪くはないが、素晴らしくもない、やや微妙な気分のディナーであった。す、すまん。