私が最も愛するラーメン屋さんである、「らーめん優月」。
LINEでお友達登録させていただいているのは、コモンセンスである。
そして今回。
「エスカレーラーメンをご注文のお客様 チーズのトッピングのサービス」なる、魅惑のクーポンが配信された。
コレを、活用しないワケには、いきますまい。
その日私は、11時の開店ジャストに、そこに入店。
首尾よくカウンター席に着席し、当然ながらスマホクーポンを提示し、「エス・カレーらーめん チーズトッピング」(税込850円)を、オーダーしたのだった。
カウンター上の壁に目をやると、道内TV局関係者のサインが、数枚。
HTBの「森さやか」アナ、同「村上亜希子」アナ、STVの「福永俊介」アナ、お笑い芸人の「しろっぷ」、イチオシモーニングでおなじみの「カイミ」君・・・そうそうたるメンバーである。
そして11時08分。
それはリーズナブルな待ち時間で、目前に供された。
スープの紅に、ネギの緑と卵の黄身が織りなす、シグナル・カラーが、美しい。
いつもながら素晴らしい、さがみ屋の中太縮れ麺!
まさに私の理想を具現化した、もっちりぷりぷりの麺に、恋心すら覚える。
そして、今回のスペシャルゲストである、とろけるチーズ。
スープの熱で溶かしたそれを、麺に絡ませてぞぞーっと啜ると、そのクリーミィさとエスニカルなカレースープがまさに融合し、昇天しそうなくらい、ウマい!
決して激辛ではなく、華やかな味わいのカレースープが、これまた絶品。
後味にそこはかとなく残るまろやかな甘みは、むかしおばあちゃんが作ってくれた「ホッキカレー」を、思い出させてくれた。
そこで私は店主さんに「このスープの出汁はホッキから取っていますね?」と尋ねたところ、「ホッキではなく、ムール貝を使っています」との返答を得た。
なるほど、このイイ感じの甘みは、やはり「貝」だったのだ。
今後の私の自作ラーメン作りの参考にしたいと、むくむくとモチベーションが沸いてきた。
メンマにはしっかりと味が沁みこみ、それでいて適正な歯応え。
久保純子さんのファンの方には怒られるかもしれないが、私は久保純子さんのように素晴らしいメンマだと、表現したい。
「味の沁みた煮卵」ではなく、いわゆる「普通のゆで卵」だが、これとカレースープとの相性の良さは、言わずもがなでありましょう。
大き目で厚めの巻バラチャーシューは、嬉しい2枚入り!
脂身と肉身のバランスに優れており、とろけるようなウマさでありながらも、そこにはしっかりと歯応えを残している。
そして11時20分。
きわめてシアワセなランチタイムは、大団円を迎えた。
「優月」という優雅な店名とはややイメージを異にする、インパクトと個性あふれる、そのラーメン。
その独自性は、シトローエンのクルマにも相通じるものがあると、私は勝手に思う。
「らーめん優月」、私のイチオシです(^^)