スザンヌ・ヴェガの最大の魅力は、やはり「声」だと思う。
ハスキーでありながらも、瑞々しい。
1987年発表のアルバム「Solitude Standing」(邦題:「孤独(ひとり)」)の1曲目に収録されている「Tom's Diner」。
アカペラで歌われるこの曲。彼女の息づかいまでを含め、そのヴォーカルの魅力を堪能できる。
そして、彼女最大のヒット曲である「Luka」。
幼児虐待をテーマにした曲でありながら、そのサウンドは、アコースティックギターの響きも含め、むしろポジティヴに聴こえる。
まっすぐでありながらも、どこか憂いを秘めた、彼女の瞳。
私は、その表情に「アイルトン・セナ」と共通するものを感じる。
弦をつまむように弾く、その奏法。
もう12年も前になるが、生で彼女を観た時も、この「Solitude Standing」のヴィデオクリップ同様だった。
スザンヌ・ヴェガ。
また、札幌に、来てくれないかなァ・・・