その日のおつまみは、「Smokedかき」。
年末年始のおつまみ要員として、税別398円で購入していた品なのだが・・・
他にも色々と喰うべきモノがあったゆえ、食べきれずにいたのである。
気が付けば、賞味期限が、ギリギリとなっていた。
なので、慌てて食したという次第。
製造者は、宮城県石巻市の「㈱丸ほ保原商店」である。
アンバーに、鈍く輝く、その「かき」たち。
封を開けたとたん、桜チップ系のスモ―キッシュなスメルが、鼻腔を艶やかに撫でる。
ぷりんとしたかきのミルキィな身を、ちょっとビターな燻煙がオブラート。
燻製由来の若干の苦みを残しながらも、お味のベースとなるのは、さながらオイスターソースの様な、しょっぱみとあまみとコク。
まさにコレは、「食べるオイスターソース」!
日持ちする「燻製」という技を編み出した先人の知恵に、あらためて、感謝なのだ。