マイレガシィが車検でディーラーさんに入庫していた間。
代車としてお借りしていたのが、GT3インプレッサだった。
グレードは、「1.6i-S EyeSight」のAWD(税込車両本体価格246万4000円)。
履いていた冬タイヤは、ダンロップのスタッドレス「ウインターマックス」(205/55R16)。
なかなかお洒落な、アルミの意匠である。
意外に前後方向のスペースがある、ラゲッジルーム。
トノカバーは、おそらくはオプション。
6:4分割の可倒式リヤシートは、倒すと概ねフラットになる。
ラゲッジルーム下の、床下収納。
「スペアタイヤレスでパンク修理キット」となるのは、時代の流れでありましょう。
アイスシルバー・メタリックのボディカラーは、凛とした感じで、なかなかヨイ。
「汚れが目立たない」という点も、見逃せないチャームポイントなのだ。
その日の夕方。
スーパーでのお買い物を積み込み、帰宅。
荷室の「トノカバー下の高さ」が十分にあることを、実感した◎
そして、翌朝。
インプレッサはうっすらと雪化粧⛄
「施錠時にドアミラーが閉じる」のは、降雪時の朝にその利点を実感する。
鏡面に、雪がこびりつくことがないからだ。
私のBPレガシィには付いていない、羨ましい装備である。
シートは、パワーシート。
2名分のメモリー機能が付いている。
しかしながら私個人は、パワーシートというものに、あまりありがたみを感じない。
むしろ、「その電動デバイスが故障するリスク」に、懸念を感じるのであります。
しかしながら。
そのシート自体は、形状もスポーティーで、低反発枕のごとく「しっかりざっくり」とした座り心地。
マイレガシィのシートよりも、明らかに、イイ◎
アルミパッドの2ペダル&フットレストも、これまた宜しい。
「本革巻ステアリング」には、スイッチがたくさんあり、1泊2日のお付き合いでは、使い切ることができなかった・・・(^^;
「ドア毎表示の半ドア警告灯」は、古くからスバル伝統の、地味ながらありがたい装備。
現在は、「アニメーション表示」に進化している。
「外気温低下」のインフォメーションも、リスクマネージメントの観点から、おおいに有用。
2眼式メーターの視認性も、きわめて良好である。
燃料計が、やや確認しずらいのが、玉にキズだが・・・
天井には、スバルの記号である「EyeSight」ユニットが備えられている。
それゆえか、サンバイザーは、やや小さめだ。
トランスミッションは「リニアトロニック」と呼ばれるCVT。
パーキングブレーキは、昨今では当たり前となった「電動式」。
その右横には、「AVH」のスイッチが。
コレは、「アダルトビデオエッチ」ではなく、「オートビークルホールド」と呼ばれるもので、渋滞時の右足の疲れを緩和するのだという。
パワーウィンドウは運転席のみならず、助手席も「オート」。
「リヤウィンドウにオート機構が付いていない」のは、なにかSUBARUの深い思慮があってのことなのだろうと、思料される。
私が適切なドライビングポジションを取った際の、その後席のニールームは、ごらんのとおり余裕しゃくしゃく。
まあ、私が短足だからという部分も、否定できませんが・・・(^^;
リアシートのセンターアームレストも、標準装備。
インプレッサの底辺グレードであるこの代車だが・・・
その装備内容は、私のレガシィ2.0iよりも、はるかに上を行く。
斜め後方視界は、おおむね、良好。
Cピラーに開けられた小窓が、意外に効いている。
しかしながら・・・
この部分については、私のBPレガシィの方が、明らかに優れているといえましょう。
その日は「段ボール収集」にいそしみ、分割可倒式シートの有用性を、あらためて確認できた。
札幌市内をちょこちょこ徘徊の、使用パターン。
お借りしていた、1泊2日の間の燃費は、11.1km/Lだった。
1.6リッターのこのクルマだが、市街地走行での燃費自体は、2.0リッターのマイレガシィと、そう変わらないかも・・・
とはいえ。
このインプレッサは、相変わらず「いいクルマ感」に溢れるドライビングフィールを、味わわせてくれた。
しなやかながらも、鍛えられたスポーツマンの筋肉のように、心地よい芯のある脚回り。
スルスルとシームレスに加速し、アクセルオフ時のマナーも違和感ない、リニアトロニックCVT。
ストロークではなく、踏力で効かせる感じの、いいタッチのブレーキペダル。
がっしりと大きく、掛け心地良好な、フロントシート。
そして、軽快に吹け上がり、2名乗車であればまったく痛痒を感じさせない、1.6リッターボクサーエンジン。
しかしながら・・・
この素晴らしい1.6のインプレッサは、「2022年12月11日で新規注文受付を終了」するのだという。
加えて、SUBARUからは「現行モデルを以って1.6Lエンジン車の展開を終了いたします」との、アナウンスもされている。
ああ、「純エンジン車」から「ハイブリッドもしくは電動車」へと、世の中は移行していくのだなぁ。
それが、本当に「地球に優しくエコ」なのかは、議論の余地があると思うのだが・・・
それは後日、機会があれば、私見を述べたいと思う。