South Is. Alps
South Is. Alps
Coromandel
Coromandel, NZ
Square Kauri
Square Kauri, NZ
Lake Griffin
Lake Griffin


ビーフ・ブルギニオン

今夜のブログには、複数の友人が登場するので、ここであらかじめ、仮名で紹介しておこう。
デーブとシャーリー夫妻(このお宅に宿泊している)
ジェームスとローリー夫妻(今日のブログではジェームズだけが登場)
ジャック(デーブの同僚であり友人)
ヨーコ(皆の友人)

今夜の料理は、そもそもは、ジェームズが妻が留守ではあるが、彼が調理する夕食にデーブ&シャーリとヨーコと私を招待してくれていた。ところが、彼は風邪を引いたらしく、料理を作ったうえで、料理をわれわれに託して自分は参加しないということになった。その代わりといっては何だが、ジャックが代わって加わり、デーブ&シャーリー宅でホームパーティが行われた。
メニューはジェームズが調理。ビーフ・ブルギニオンとは牛肉のワイン煮のこととか。かれは、先妻がなくなってから料理を覚えたのだそうで、今日の料理をいただいた限り、達人の域というべきか。
レシピとしては、厚く切った牛肉をパンで焦げ目がつくぐらいに焼きその後、ベーコンとたまねぎを加えて炒め、ハーブガルニと赤ワインを加えて長時間に込んだもの。仕上げに刻みパセリ。付け野菜として、ゆでたジャガイモとブロッコリー。デザートは、シャーリーの作ったラズベリーソースをアイスクリームに添えて。
ジャックは3ヶ月の日本への出張を終えて帰国したばかり、日本での体験談など話が盛り上がった。

Mount Pleasant, Hunter Valley Melrot, 2002
Penfolds BIN 407, Cabernet Sauvignon, 2001

2005-08-17 22:15:07 | 夕食・来客 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『柔らかな頬』

桐野夏生、2004、『柔らかな頬』、文春文庫

本書は、幼女の失踪事件をめるぐ人間の感情、人間観・人生観、他者の行動に関する想像力を描いたもので、たいていの小説が持つある種のカタルシスとは異なる居心地の悪い読後感を持つであろう。
北海道留萌地方の寒村に生まれた主人公カスミは、高校卒業とともに生家から脱出し、東京に出てくる。デザイン学校に入学し、両親との連絡を一切絶ち、自立して生活。卒業後、小さな写植屋に職を得る。認められて、責任ある仕事を任され、やがて社長からの求婚を受け入れ結婚して二人の子供をもうけ、会社での仕事も継続する。
しかし、カスミは、いつしか、出入りのデザイナー石山と不倫関係に入る。そのきっかけは、自分の置かれている境遇、小さな家族経営の会社の行き詰まり、また、家庭でも子供をもうけて一見幸せに見える中、夫や家庭環境の救いのなさに息が詰まる思いをしていたことだった。彼女は生家を出たように、婚家からもある種の脱出をしようとしたのだ。夫を捨て、子供を捨て、現在の自分自身の環境を捨てようとする自分に気がつく。
不倫相手の石山は北海道支笏湖畔に別荘を買い石山の家族とカスミの家族を伴って出かけ、周りの目を盗んで密会をすることを企図する。購入した別荘の隣人や別荘地のオーナー、管理人、駐在および彼らの家族関係を加えて物語りは急展開する。そうしたなか、カスミの長女有香が突然消えたのである。これを契機に彼女をめぐる人間関係は次々とドロドロした内実を暴露し始める。人間の外見的な装いと秘められた感情が一人称、三人称の表現で描かれる。それは、登場人物の誰の想像した誰かの行動が一人称で描かれており、現実に起こったことであるのか、それとも単なる他者の第三者の行動についての想像であるのかが、事実関係を交錯させて描かれるのである。
失踪以来4年たち、毎月11日(月命日のようなもの)には関係者に電話をかけ、事件のあった8月11日には現地に出かけ捜索を続けるカスミの前に、幼女失踪事件のテレビ番組に出演したことを契機として、末期癌をわずらい生きがいもしくは死にがいを求めている元刑事の内海が現れる。カスミは、内海と二人で捜索を継続する。
犯人はいったい誰か、また、その動機はどのようなものであったのか、その結論は読者が想像するよりほかなく、読者もまた本書における人間像に関する理想と現実、事実と想像を交錯させる著者の意図にはまり込んでいくのである。そして、ざらつく読後感の悪さは、読者に対してどのような影響を及ぼすのか強い関心を持つものである。
なお、本書は、平成11年の直木賞受賞作で、その後、文庫化されたものである。
柔らかな頬 (上)(下)

文芸春秋

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2005-08-16 23:53:53 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


チキンカレー

キャンベラに移動した。今夜は友人宅に滞在。友人の奥さんの手料理。チキンカレーとサヤエンドウをゆでたもの、インディカ米。チキンは骨付きの足を煮込んだもの。
彼女自身は、今夜は音楽鑑賞(南アフリカのゴスペル)とかで、料理を作って出かけていった。

(8/17)レシピを確認したところ、以下のようであった。たまねぎ、しょうが、ガーリック、アーモンド、ペッパー、クミン、コリアンダー、ターメリック、カイエン・ペッパーをフードプロセッシングし、チキン(肉でも魚でもよい)を煮る。仕上げに、レモン汁とブラックペッパーを入れる。この料理はインド西海岸のもので、赤い色のソースであるそうだ、赤いチリで色を着けるとのこと。

レシピブックは「Madhur Jeffrey's Indian Cookery」とのこと。

2005-08-16 21:13:40 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


Sydney Rocks : Sailors Thai

早朝にシドニーに到着し、いつもより、入国および検疫に時間がかかり、拘束が解けたのは、一時間半以上たっていた。vodafoneにでオーストラリア用の携帯を購入。
午前午後と予定のアポをこなし、夕食は、すでに到着の同僚と夕食。
Sydney Rocks : Sailors Thaiはおそらく、シドニーで最も知られたレストラン。ぜひお試しあれ。申し訳ないが、メニューを記憶してこなかったのでここでは再現できない。

2005-08-15 20:50:42 | 夕食・パーティなど | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


成田空港第二ターミナル・ちよ田

成田空港第二ターミナル・ちよ田。オーストラリア出張の時間待ちで成田山新勝寺に行ってきたのだが、あいにく、着陸時刻に成田で雷雨があり。20分以上旋回したので、予定の時間が遅れ、鰻のはずが、空港に帰って食べることになった。牛時雨煮丼定食。
この夜は、機中泊。

2005-08-14 19:40:24 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ザーサイとクレソンの和え物

北京の家常菜というので・・・。まねてみた。
ザーサイとクレソンの和え物(ザーサイを細切りして、水につけて塩出ししておく。米酢と砂糖・塩少々にザーサイとクレソンをあえたあと、ごま油、サラダ油、赤唐辛子、花椒、生姜を熱したものをざっとかけてあえる)
キュウリと玉葱、ミョウガの和え物(キュウリを包丁で叩いてつぶし、一センチほどの厚さに切っておく。玉葱、ミョウガは、好みの大きさに切る。黒酢と砂糖・塩少々であえたあと、先ほどの香りのついたオイルを加えてあえる)
この両者は、米酢と黒酢の違いを試したもの。
枝豆と高菜の炒め物
アジの練り物(生姜醤油で)

2005-08-13 21:59:02 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『グロテスクな教養』

高田里惠子、2005、『グロテスクな教養』、ちくま新書

「男の子の教養」という言葉が本書の中によく出てくる。そして、本書の序章は<教養、あるいは「男の子いかに生くべきか」>であり、締めは<女、教養と階級が交わる場所>と題されている。「教養主義は、所詮、男のものよ、教養主義からの脱却!」というシナリオでも提示されてくるのかと思って読み進めていくと、ところがどっこい、そうでもないことが次第にわかってくる。著者も「教養」大好きの東大出身者で、結局のところ、「とりわけ私のような女は、もちろん教養あるのよ」ということを言いたかったのか、という風に読むのはうがち過ぎか?
著者が現れるまでは、非常によく理解できた。男性中心の教養主義の崩壊というシナリオで行ってほしかった気がするが、残念ながらそうはならず、新たなパラダイムの提示には至らなかったようである。

グロテスクな教養

筑摩書房

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2005-08-12 23:23:26 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


麻婆茄子

麻婆茄子(茄子を好みの大きさに切り、水にしたしてあく抜きしておく。ざるにあげて、軽く片栗粉を振っておく。中華鍋に油を入れ高温になったところで、茄子に油を絡ませて、皿に取っておく。新しい油に生姜ニンニクの千切り、赤唐辛子を入れ、香りを出す。豚ミンチを入れて、火をとおす。中国醤油、牡蠣油ソース、紹興酒、胡椒を入れ、味を調える。用意した茄子をもどし、よく絡ませる。仕上げにネギ小口切りをいれる)
空心菜の炒め物(生姜ニンニク赤唐辛子を油で炒める。豚ミンチを加え火をとおす。好みのサイズに切った空心菜を入れ炒める。塩胡椒で味を調え、仕上げに、ナンプラーを少々)
ピータンと豆腐(ピータンと豆腐を好みに切り混ぜ合わせ、塩とごま油をかけ、妙場のみじん切りをかける)

2005-08-12 22:12:30 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ハンバーグの野菜ソース添え

ハンバーグの野菜ソーズ添え(ハンバーグは、合挽ミンチ、玉葱粗みじん、ニンニクみじん、パン粉、全卵、塩胡椒、ナツメグ、チリパウダをよく混ぜて寝かしておく。野菜ソースとしては、セロリ・ニンジン・玉葱のスライスを用意し、ベーコンブロックをさいの目に切ったものからオリーブオイルで炒め始める。ニンニクとトウガラシ。玉葱、セロリ、ニンジンの順で加えよく火をとおす。ダイス切りトマト缶一缶と半量の赤ワインを加え、よく煮こむ。ソースを皿にしいて、ハンバーグをのせて食べてもよし、その逆もよし)
モロヘイヤの冷製スープ(モロヘイヤの葉の部分だけを取り、ざっと塩ゆでする。別の鍋にガラスープを溶いて塩胡椒。フードプロセッサに少々スープを移し、茹でたモロヘイヤをくわえて、よくプロセスする。ガラスープの鍋にもどし、ざっと火をとおす。鍋ごとあら熱を通ったあと、冷凍庫に入れてよく冷やして供す)
ローメインレタスのサラダ(といっても、葉をちぎって皿に盛り、好みでマヨネーズやハンバーグを添えて食する)

2005-08-11 20:56:43 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


『素数ゼミの謎』

吉村仁、2005、『素数ゼミの謎』、文藝春秋

13年周期17年周期に北米に出現するセミを題材に、生物進化について解りやすく説明しようとした本書は、石森愛彦のイラストもあってさらに理解が進む。ふりがなが振られていて、夏休みの課題としては、絶好?それとも、難しすぎるか?
現代の環境激変の中で特定地域に集中して出現するセミは、実は、危険危惧種であろう。本書の中でも触れられているように、氷河期の寒冷化の中での生き残りのための素数年周期と地域集中という戦略は、リスキーである。そのような環境からの視点を加えてセミのはかない地上での命に思いを馳せるのも一興ではないか。

素数ゼミの謎

文芸春秋

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2005-08-11 17:24:42 | 読書 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


ゴーヤのチリパウダ風味の炒め物

ジェノベーゼソースの豚ロースソテー(一口カツを塩胡椒し、フライパンでソテー、作り置きのジェノベーゼソースをのせて供す)
ゴーヤのチリパウダ風味の炒め物(付け合わせ野菜として。ゴーヤを薄切りし、塩をかけてもみ、アクと苦みをとっておく。オリーブオイルで炒め、ここに、胡椒、チリパウダ、パプリカをかけ、バルサミコ酢、赤ワインを入れて、水分を飛ばす。添え野菜として使う)
ピーマンのサラダ(ピーマンを千切りし、さっと茹でる。芥子、白ワイン酢、オリーブオイル、塩胡椒でソースを作りあえておく。冷蔵庫で冷やすとよい)
ルッコラーゼ・リンギーネ

2005-08-10 21:04:35 | 夕食・自宅 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


富士見町乙事・おっこと亭

富士見町の村おこしの蕎麦屋。二八蕎麦だと思うが決して悪くない。ふれこみではあるが、付近の蕎麦を使っているとのこと。また、乙事村の伝統の味でもあり、この村で生まれた女性は誰もが蕎麦打ちができるのだという。調理場でも女性たちが立ち働いているのが垣間見えた。

2005-08-10 20:58:51 | 昼食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


蓼科高原・蓼

冷小鉢(冷し小芋、ふり柚子)、先八寸(丸ナスと豚の柑橘煮、小鯛の小柚子寿司、レタスの牡蠣醤油和え、べっ甲卵)、温野菜(葛冬瓜、南瓜、ごぼう、かに寄せ、三度豆、針しょうが)、お造り(マグロとひらめ)、焼肴(まながつお味噌漬け、鱧のアスパラまき、トマトの黄身酢)、夏味(枝豆と鱧のかきあげ、車えび)、口直し(冷麺、真鯛の昆布締め焼き)、銀杏おこわ。日本食も、問題なく、赤ワインにあう。

2005-08-09 23:23:41 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


蓼科高原・俊樹蕎麦しもさか

判りにくい場所にあって、探しあぐねた(店に置かれている店の紹介の地図も間違っていた)。せいろ蕎麦と蕎麦がき、しるこ(蕎麦がきの入ったもの)しかないメニュー。せいろと蕎麦がきを食す。国産蕎麦を石臼で自家製粉し100%蕎麦粉で作るのだそうだ。しっかりした歯ごたえと蕎麦の香りがなかなかであった。薬味もわさびと大根とさらしねぎ。
前日、富士見町の「にしむら」(富士見3679-18、0266-62-7078)に行ったが、ここもわかりにくく危うく見過ごすような場所であった。こちらも、100%蕎麦粉をうたっていたが、さほど蕎麦の香りは強くなかった。
「しもさか」の近くにもたくさんの蕎麦屋があって、入りたくなりそうな店がほかにも数軒。あらかじめ調べておいたのだけれど。

茅野市蓼科高原2-112 0266-67-2682
東京都新宿区西落合3-19-17 03-3951-4837

2005-08-09 16:16:38 | 昼食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


蓼科高原クリフトン・テラス

自家製の生ハム、鱧のテリーヌ:プラムとヨーグルトのソース、モロヘイヤの冷製スープ、ひらめのソテイ高原野菜ソース、骨付き子羊ロース肉の二色のグリエ、チーズ盛り合わせ、宮坂農園のトマト、アップルパイとデザートのワゴンサービス
値段のわりに味はどうか?

2005-08-08 23:25:14 | 夕食・外食 | コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )


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