東京里山農業日誌

東京郊外で仕事のかたわら稲作畑作などをしていましたが、2012年4月に故郷の山口県に拠点を移して同活動をしています。

古いAM/FMトランジスタラジオ(OEM)の修理(1/x)

2019年12月28日 | 古ラジオ修理工房

 修理しているカーラジオの交換部品の調査中に、福岡の方から面白いコカ・コーラ型のAM/FMラジオの修理依頼がありました。届いたラジオはコカ・コーラの自動販売機を模した小型ラジオ(OEM)です。故障の症状は、FM放送を受信するがAM放送を受信しないとのこと。症状から推測するに、内部の電子回路が故障しているのではなく、AM放送とFM放送の切り替えスイッチの故障と思われます。まずは、このラジオの裏蓋を

   AM放送が受信できない、コカ・コーラ型AM/FMラジオ(OEM)


 取り外してみました。裏蓋を取り外す時に少しばかり注意が必要でした。裏蓋にあるネジを外した後、すぐに裏蓋が外せると思っていました。しかし、赤い裏蓋下の黒い枠が本体の周りに接着してありすぐに外せませんでした。その後なんとか工夫して裏蓋を取り外すと、内部の電子回路などがあらわになりました。すると、すぐに故障の原因が分かりました。

 コカ・コーラ型ラジオ    電池BOX蓋を外す   Made in JapanのOEM    
  

 AM/FM切り替えスイッチをよく観察すると、スイッチのベーク版が斜めに隙間が空いていました。その原因は、ベーク板を止めるハトメが曲がって外れているためです。この原因によって、AMに切り替えた時にスイッチの接点が接触しないのでしょう。これはもう、切り替えスイッチを交換するしか修理の方法はありません。来春に東京に行った時に秋葉原に行って最も近いスイッチを購入して交換しようと思います。交換スイッチが見つからない場合、以前分解修理した中波/短波切り替えスイッチのように、スイッチを分解して直すしかありません。

  FM放送受信部フロントエンド    故障していたFM/AM切り替えスイッチ
 


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