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「かんせい」を利用する

2014年03月28日 | 雑記帳
 異動片付けの手を休めて、また活字に見入ってしまった。


 「グローバル人材育成の在り方」という講演記録(要旨と思うが)に次のような一節があった。


 「かんせい」を漢字で表し、国の特徴を当てはめると、感性(仏),閑静(独)、歓声(米)、官製・慣性(日)、漢制(中)、韓制(韓)などが思い浮かぶ。それぞれの国の特徴をとらえ、それぞれに合った対応していくことが重要である。


 具体的にどんなことか、またこれらの国の並びに何か意味があるのか、残念ながらそこまでは記されていない。
 従って、あくまで自分なりの想像であるが、米までと日からの境目はある程度はっきりしているだろう。

 もちろん欧米とアジアという地理的な区分であるし、個優先社会→全体優先社会という見方もできる。

 とにかくなんといっても我が国の日本の「官製・慣性」が注目だ。

 「官製」…お上頼りの気風というものは、そうそう抜け出せない。
 それでもだいぶ進展している要素もあるのか、「民営化」という言葉の頻度も減っている気がする。


 「慣性」は長所ととらえられる部分もある。
 「運動状態を持続する性質」ということは、持続的であるし、効率的という面もあるだろう。
 それを「惰性」と言ってしまうと、緩慢なイメージもするが、積極的な慣性という形で仕事を進めていくことは、案外大事なことではないか。

 国の特徴をとらえた対応とはそういうことか。

 そうすると「官製」も案外悪いことだけではなく、「官製」でやった方が目的に照らし合わせて効果的な場合もあるはずであり、そういう見方も必要だろうと少し思った。