すぷりんぐぶろぐ

桜と絵本と豆乳と

歌に心揺さぶられ

2014年03月09日 | 雑記帳
 この番組は何年ぶりだろう…と思いながら,気まぐれに撮っておいた短歌の全国大会の様子を視た。二つ前に勤めていた学校で,結構続けて短歌づくりを進めたことがあって,自分も月刊誌を購入したり,下手なりに歌作に取り組んだりした。またやってみようかなと思わせる日常的な情景が多く見えて楽しかった。


 大会ではジュニア短歌もあって,小学生で選ばれたのはやはり低学年だった。素直に言葉を選んでくる直截さがうまく実っている。ふと,自分が指導した子どもたちはどうだったのだろうと,PC内のデータを探してみた。気張らずに「五七五七七の作文」という形で進めたものだが,それなりの好作品も目に入る。


 さむい朝まきストーブはあったかい
 ごはんをいっぱいおかわりするぞ(2年男)

 さむい朝田んぼはしいんとしているよ
 だれもぜんぜんおきていないよ(2年男)

 夏の夜池にうつったほたるたち
 すずしい光をおくってくれる(5年女)

 コスモスがアスファルトから顔出した
 たくましく強い自分になりたい(6年女)



 この頃,こうした実践に手をかけていなかったので,少し心が揺さぶられる。ただ,歌づくりをやるからには一定期間継続的に進めていくことが必要だと思う。そうなると新年度か。それまでは充電期間ということで,意識的に自作にチャレンジしてみようと一首。「卒業の歌青空に吸い込まれ風立つ道に踏み入る君」