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ドラマ低迷を嘆いてみる

2014年03月25日 | 雑記帳
 テレビドラマがつまらないと言われて久しい。ドラマファンと自称できるほどではないが、結構見ている自分にとっても、特に今クールは面白味に欠けたという気がしてならない。かなり独断的にその原因を探ってみたい。まず題材が似たり寄ったりになってきている。刑事モノ、医者モノ、恋愛モノ、悲劇モノ…。


 フジの「医龍」と「チーム・バチスタ」は見るには見たが、さすがに新鮮味に欠けた。シリーズもののメンバーだったらキャストは仕方ないとしても、筋立てがほとんど予想できるパターンだったことが残念だ。先端医療や安楽死などのテーマを扱っても、脚本の発想が出回っている情報を超えていない気がする。



 珍しくテレ朝の「緊急取調室」という刑事モノを見た。謎解きめいた導入は初め良さそうに思えたが、結局「アンフェア」もどきのような展開になった。最近このパターンが多すぎるように思える。警察であれ、政治家であれ、学校であれ、秘められた不祥事を暴くパターンに、視聴者はやや食傷気味ではないのか。



 話題の「明日、ママがいない」。不謹慎かもしれないが、最初これは笑った。芦田愛菜の演技があまりに大人ぶっていた。まるで「子ども刑事」か(笑)、途中から慣れてきて、なんだか様になっていたのは、さすが天才子役ゆえか。世間的には賛否両論があった。一体何がタブーと言えるのか、また考えさせられた。



 芦田愛菜といえば、このドラマでは新旧?天才子役の共演があった。芦田と、安達祐実。安達が子を亡くした精神不安定な母親役を演ずるのだが,どうしてかつての天才子役とはぱっとしないのか、と全然違うことを考えながら見入った。他のそうした例もいくつでも挙げられる。結局,ドラマが輝きを吸い取るのか。