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夜長の独り視聴者委員会

2018年10月28日 | 雑記帳
 「NHK新人お笑い大賞」…予選を勝ち抜いた8組の中で最も若い「Gパンパンダ」というコンビが優勝した。二つのコントネタは面白く勢いがあった。ネタをつくる視点に新鮮さを感じた。時代とともにお笑いは変化すると、当然だけれど実はあまり見られない場面を見た気がした。


 NHKで始まった土曜ドラマ『落語心中』が、とてもいい。岡田将生と山崎育三郎の二人が噺家役だ。特に初回に岡田は年老いた役で登場したが、凄みがあった。明るい話ではないけれど、昭和期の落語の隆興をいい雰囲気で伝えていると思う。画像のトーンも渋く仕上げている。



 民放の新ドラマは多いが、あまり興味をそそられない。その中でいい味を出しているのが『ハラスメントゲーム』というBSテレ東の金曜番組。ハラスメントに関する現況が次々に出てきて笑える。参ったのは「ハラハラ」という語。何かというと「ハラスメント・ハラスメント」!


 朝ドラ『まんぷく』は『半分、青い!』より安心感のある進み方だ。安藤サクラはキャラクターが立つ良い演技をしているし、脇役も適材適所。内田有紀があまりに早く亡くなったが、夢の人物として登場しているのもコミカル。苦労話の展開にどう味つけしてくるか楽しみである。


 BS『美の壺』スペシャル版で「日本人と弁当」が取り上げられ、歴史的・風土的な考察が興味深かった。特にある親子の弁当にまつわるエピソードで締め括ったことも良かった。それは姉が絵アイデアを出し、父がそのイメージで作り、弟が食べるという流れ。何かほのぼのとした。